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【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
開局21年目のシーズンを迎えたスポーツ専門チャンネルの「J SPORTS」。
「J SPORTS(当時はSKY Sports)」で最初に「ツール・ド・フランス」を放送したのが1998年ですので、2018年は「J SPORTS ツール・ド・フランス 放送開始21回目」ということになります。
そんな新たなスタートとなる今年は、「UCIワールドツアー」開幕戦である「サントス・ツアー・ダウンアンダー」からいきなりライブ中継に突入しています!
そして、ライブ中継といえば、やはりプロの番組スタッフの存在を忘れることはできません。
20年という長い時が経てば当然ではあるのですが、番組スタッフの顔ぶれは何度も入れ替わりつつ現在に至っています。
そんな中に於いていつも感じることというのは、決して表にでることのない番組スタッフの陰の努力とプロ意識というものが、いろいろな意味で難易度の高い「自転車ロードレース」というスポーツのライブ中継を支えているということです。
なかでも「ツール・ド・フランス」の番組制作というのは本当に大変な作業だと思います。
そしてこのレース中継が誇る圧倒的な特徴というのはやはり「時間」という要素になります。
真夏の3週間、一日のレース時間が6時間を超える日もあったりと、番組前後の準備&片付けその他を考えると「24時間体制での3週間」と言っても過言ではないほどの過酷な環境下でスタッフは入れ替わりながら世界最大の自転車レースをプライドを持って伝え続けているのです。
もちろん「ツール・ド・フランス」以外のレース中継が楽なわけもなく、番組スタッフは1レース1レース選手たちと同様に高い緊張感を持ちながら「なまもの」であるライブ中継というミッションに挑んでいます。
「今年も一年はじまった!」という実感とともに、まずは「ツアー・ダウンアンダー」のドラマを視聴者の皆さんへしっかりとお届けしていきたいと思います。