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【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
世の中、忘年会シーズン真っ盛りとなっています。
とはいえ、かつて(バブルの頃?)に比べると夜の街の賑わいというのは若干落ち着いてきているのでしょうか。
日本には「飲みニケーション」という言葉(死語?)があります。
世界的にみるとシャイな人が多い日本という国に於いては、お酒が潤滑油となり、硬直していた人間関係が円滑になっていくというケースが意外と少なくないように感じます。
もちろん逆にお酒の席で失敗し、人間関係が硬直してしまったという失敗パターンも少なからずあるようですが...(汗
どちらにしてもそんなお国柄なので、日本には「~会」と称した「お酒を呑んで人間関係を円滑にしよう」という集いが一年のなかで数多く用意されているわけです。
先日、健康志向の知り合いが「ビール片手に笑顔でカンパイをしている胃腸薬?の宣伝」をみて、「なんでそこまで(恐らく胃腸薬を飲んでお金を払ってまで)して身体に悪いものを体内に取り込むのかオレにはわからない」と言っているのを聞いて、一瞬、ハッとしてしまいました。
確かに一理あるな、思いながらも、でも人間は精神と肉体のバランスの上に成り立っているわけで、そこまで割り切ってしまうとこれまた違った弊害が生まれてきてしまう気がします。
ということで、殆どのひとは多かれ少なかれ一度は「飲みにケーション」文化のなかに身を投じた経験があるはずですが、その後、継続して身を置き続けているひとと、なんらかの理由(身体が持たなかった/お金が続かなかった/酒グセが悪くてひとに迷惑を掛けてしまった/etc)で卒業してしまうひとに二分されていきます。
かくいう私は、これまで軽く100回以上「もう酒は飲まない」と固く誓って卒業に向かおうとしたものの、しかし、気がつくと「夜のエンターテイナー」に変身してしまうのです...
2017年冬。
「夜のエンターテイナーの神」はまだ舞い降りてきていません。。。