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このブログについて

プロフィール写真【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。

2017年08月17日

少子高齢化と人口爆発

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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日本では「少子高齢化」がだいぶ前から問題視されています。

読んで字のごとく、高齢者が増え、子供の数が減っていく傾向にあります。

そして、人口自体も減少傾向にあります。

ちなみに私が生まれた1970年頃の日本の人口は「約1億人」で、その後、2008年にピークを迎えて「約1億2,800万人」となりました。

そして、最新のデータによれば、現状、日本の人口は「1億2,675万人」となり、減少傾向が明確になってきています。

予想では、2048年には1億人を割り「9,913万人」になるとも言われています。

一方、地球上の人口は爆発的に増え続けています。

これまた私が生まれた頃の1974年の地球上の人口は「約40億人」でしたが、2015年には「73億人」へと増えています。

そして、予想では2050年には「95億人」になるともいわれています。

地球上の人口の限界値は、食糧科学者たちによると、土地の扶養能力やたんぱく質の総量から分析して「100億人」程度が限界だと答える人が多いとのことです。

また、現在「1日1ドル以下で生活している人たち」が、より多くのエネルギーを消費する生活をはじめたならば、あっという間に地球上の資源エネルギーは枯渇してしまう気もします。

日本の問題(日本に於ける少子高齢化の問題の大半は経済的問題であり皆がエコに暮らすorよりインテリジェンスに生きる覚悟があるのであれば少子高齢化の全てが悪とは限らない)と地球規模での問題はある意味で正反対の状況にあり、我々は今後のどの様な考え方でどの様なアプローチを模索していけばいいのかをふと考え込んでしまうことがあります。

また、こういったマクロの問題に対して自転車界ができることとは?
自転車競技の未来とその社会的な意義とは?

一方で、目の前にある想いとミクロ(敢えてミクロと表現)な課題に腐心する日々...

国内のロードレース界を発展させたい!
国内ロードレースのテレビ中継を実現させたい!
マーケティング戦略は?
スポーツ自転車の安全対策は?
人材の発掘と育成システムの構築は?
etc...

もちろん、目の前の課題については、試行錯誤を繰り返しながらも徐々に良い方向へと進みはじめてはいます。

ただし、結局のところ、すべてを大局的にみてしまえば、世の中にある「きれい事」の全てが文字通り「キレイゴト」であり、自分たちが何故毎日躍起になって生きているのかがわからなくなる瞬間も当然あります。

「人生は修行」という言葉こそが一番しっくりとくる今日このごろです。

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