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【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
怒涛の 『自治体主導型サイクルロードレースウィークリー』 が一段落しました。
宇都宮市で開催された 『ジャパンカップサイクルロードレース(10月22~23日)』、さいたま市で開催された 『ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム(10月29日)』、そして大分市で開催された 『OITAサイクルフェス!!!(10月29~30日)』 と、10日間という短い期間のなかで、本格的な地域密着型サイクルロードレースイベントが一気に日本列島を駆け抜けたことになります。
3つのイベントを合計すると、延べの観客数は恐らく30万人を越えており、改めて各自治体にとってサイクルイベントが 『地域おこし』 のための有効な手段となっていることがわかります。
レースの歴史でみると、『ジャパンカップサイクルロードレース = 25回目』、『ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム = 4回目』、『OITAサイクルフェス!!! = 3回目』 という開催数となりますが、最も後発だった 『OITAサイクルフェス!!!』 が、今後正式にUCIレース化を目指すことが今朝の地元新聞紙上で(佐藤市長の言葉として)紹介されていました。
細かくみればそれぞれ若干毛色の違うイベントではありますが、各地域が税金を投入し、そして各地域の発展のために 『自転車(国際レース)』 というコンテンツを選択している部分に於いては、基本コンセプトは完全に一致しています。
そして世界がこの日本の状況に注目し、評価し、期待していることを改めて確認した秋の10日間でもありました。
[J SPORTSの新キャラクター、ビクトリ(大)とピクトリ(小)がさいたまクリテリウムに登場]
[さいたまクリテリウムの前夜祭イベントでは世界チャンピオンのサガンが太鼓の達人に挑戦]
[さいたまクリテリウム史上初、ツール・ド・フランスの4賞ジャージが勢揃い]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[3回目を迎えたOITAサイクルフェス!!!は国内のJプロツアーを採用しながらも今年も多くの観客を集めた]
[OITAサイクルフェスの会場内では地元の子供たちを集めてウィーラースクールを実施]
[各イベントともレース後には様々な形でアフターパーティーを開催(OITAサイクルフェス!!!)]