最近のエントリー
カテゴリー
アーカイブ
このブログについて
【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
スポーツ専門チャンネル 『J SPORTS』 は、来年、2017年9月で開局20周年を迎えます。
ということは、当たり前ではありますが、1997年からサービスがスタートしたことになります。
ちなみに私がはじめて解説者として出演したのは2000年の7月(当時28歳/番組はツール・ド・フランス)でした。
当時はまだ 『スポーツ専門チャンネル』 というジャンル自体が日本では珍しいコンテンツであり、どちらかというと 『J SPORTS』 の社風もベンチャーっぽい雰囲気が漂っていた様な気がします。
時代は流れ、いま世界では 『スポーツコンテンツビジネス』 が加速度的な広がり(多様化)をみせています。
また、この先の日本に於ける 『ビジネス勢力図』 という観点でみた場合でも、エンターテイメントビジネスが 『これまで以上に拡大してくだろう』 ともいわれているようです。
先日のブログで書いた 『10年後になくなっている仕事』 とは対局に位置するマーケットなのかもしれませんね。
ということは、『J SPORTS』 という放送局はある意味で 『先見の明』 のある放送局だったわけで、20周年を迎えるこの先は、先駆者的立場(追われる立場)としての戦いを続けていかなくてはならないのだと思います。
市場が 『ブルーオーシャン』 から 『レッドオーシャン』 へと変化の兆しをみせているということは、当然今後は厳しい切磋琢磨を覚悟しなくてはならないのでしょうが、それでも、シュリンクする業界にいるよりかはよっぽどやり甲斐があるといえます。
そういった意味では 『自転車マーケット』 もまだまだ可能性のある業界なわけですから、我々も前を向いて様々なチャレンジを続いけていきたいと思います。