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一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
昨日、東京・恵比寿にある 『EBis303 カンファレンススペース』 に於いて、2015年の 『ジェイ・ライド・プロジェクト』 活動報告会を行いました。
2014年のスタート時にはある意味で注目していただいた感のある当プロジェクトですが、2年目に入り早速様々な壁にぶち当たりました...。
まず最初に当たった壁は、単純にマンパワーの部分でした。
2015年の年初に全体の方向性を決める打ち合わせを行い、余裕をもって準備を進めたつもりでしたが、実行委員会メンバーが本業の繁忙期に入ると次第に全体の流れがタイトになりはじめます。
そして、事業計画上想定していた予算面で修正をせまられる状況になると、いくつかの試みが止まってしまい、協力をお願いしていた方にも迷惑をかけてしまう状況に陥ります。
私自身も 『ツアー・オブ・ジャパン』 の開催時期に入り、他の仕事と共に余剰時間がなくなり、結局、上半期の取り組みが進まないまま、夏を迎えてしまいました。
その後、実行委員会のメンバーらと実施内容を再検討し、結局、2014年同様に9月からの取り組み開始となりました。
2015年に実施した取り組み内容は以下の項目になります。
○ 他のスポーツ歴があり自転車競技経験のない若者へアプローチ
○ こちらから声をかける形で5名の未経験者（大学生）を集める
○ パイオニア株式会社様と須田晋太郎コーチにご協力いただきパイオニア本社にて能力テストを実施
関連記事：https://www.jsports.co.jp/cycle/kurimura/post-851/
○ 2名を選抜して機材やウェアなどをこちらで準備して2ヶ月後の公式レース（益田チャレンジャーズステージ）出場までをサポート
○ 関連イベントとして宮澤崇史氏を講師に招き日本サイクルスポーツセンターにて一般参加型のワンデーレッスンを実施（選抜者も参加）
○ 関連イベントとしてブラッキー中島氏を講師に招き神宮外苑にてジェイライドプロジェクト版ウィーラースクール（子供向け自転車教室）を実施
○ 並行して栗村が選抜者と共にトレーニングを行い短期間でレースに出場するための各種レッスンを行う
○ 選抜者が予定通りに 『益田チャレンジャーズステージ』 に出場し周回遅れながら完走
○ 関連イベントとして 『東京ワンダーレース 味の素スタジアムステージ』 内でジェイライドプロジェクトのジュニアスクールを実施
○ 自転車未経験者向けのウェブサイト 『ジェイライドプロジェクトポータル』 の立ち上げを企画
というのが一連の流れとなりました。
今年の取り組みのキーワードを簡潔に表現すると 『発掘』 『横の繋がり』 『育成は意図的に放棄』 という内容とりました。
参考記事：http://cyclist.sanspo.com/227179
このブログで全てをご説明するのはスペース的に若干難しいですが、とにかくいまは 『トライを続けること』 が最も大切だと感じているので、今後も努力を続けていきたいと思います。