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プロフィール写真【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。

2015年11月08日

サイクルモード

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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この週末は日本最大級のスポーツ自転車フェス 『サイクルモードインターナショナル』 に参加してきました。

期間中にはメインステージや各ブースなどでいくつかのトークイベントなどに参加いたしましたが 『スポーツ自転車を取り巻く環境』 に少しずつ変化が生まれていることに気付かされました。

もちろん、弱虫ペダルなどの影響もあり、新規参入の初心者の方々も多く来場されていましたが、一方で、既にスポーツバイクを持っていて、ある程度、乗ったり、観たりする楽しみを知っている方々が、次の楽しみ方を模索している感じが強く伝わってきました。

イベント事務局サイドもその辺りを意識しており、以前は 『とにかく盛り上げる』 『啓蒙する』 という部分にシンプルに注力していたと思いますが、近年は 『考える』 『文化を創る』 といった一歩踏み込んだフェーズに移行しつつあるのだと感じます。

どの業界でもそうですが、『流行り』 から 『文化』 へと物事を繋げていく作業というのは、決して簡単ではありません。

流行りが過ぎれば 『撤退する』 という選択肢も生まれてくるでしょう。

しかし、継続することの大切さ、向上心を持って前に進み続けることで獲得した 『実力』 というのは、流行りで獲得した賑わいとはまったく違った価値を持っているはずです。

『提供する側』 の意識を高く保ち続けることがまずは大切な要素なのだと感じました。

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