最近のエントリー
カテゴリー
アーカイブ
このブログについて
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
世の中なんでもそうですが、好きなこと、楽しいことをしようと思った時に、ある意味でブレーキとなってしまう反対要素というのは、どんなことにも存在していますね。
例えば、、、
スイーツを食べたいけど ⇒ 太る
お酒を飲みたいけど ⇒ 翌日辛い
珈琲を飲みたいけど ⇒ 眠れなくなる
etc、etc、、
人間は我慢するために生まれてきたのか？と思えるほど、表面意識で楽しいと感じることの裏には必ず言っていいほど"落ち"が待ち受けています...
ということで、まったくの思いつき企画ですが、今回は 『ロードバイクに乗る』 楽しみの足を引っ張ってしまう 『ハードル』 的要素を考えてみたいと思います。
◆ウェア ⇒ ランニングに比べて着用するものが多く着替えるのが面倒、特に冬。
◆自分のカラダ ⇒ 鍛えあげられていないカラダでピタピタのウェアは正直恥ずかしい、また男なのに色白なのも本人は気にする。
◆自転車 ⇒ 大したことではないけど、走る前に空気を入れてチェーンにオイルを差すのが意外と面倒。
◆日焼け ⇒ 日焼け止め塗りは夏場は結構時間かかる。
◆近所の目 ⇒ 家を離れてしまえば良いが住宅地を 『ピタピタハデハデモッコリ』 で通過するのはちょっと気が引ける。
◆暑い寒い ⇒ 特に冬はカラダが温まるまでは結構拷問クラス。
◆ゴハン ⇒ 寝ぼけながら朝から1,000kcalを摂るのは意外と苦痛。
◆雨 ⇒ 途中で降られてしまった場合は諦めがつくが、冬の雨の日（気温2度）に練習に出かける時の玄関のドアを開ける瞬間の憂鬱さは最強。
◆ヘルメット ⇒ くさいヘルメットを被る瞬間の不快感。
◆クルマ ⇒ クルマとトラブったあとはなんとなく路上に出るのが嫌になる。
◆ライバル ⇒ ゆっくり走りたいのにいつもの練習コースに好戦的なローディーが出没するときはイラッとする（挑まれた戦いは受けることになるので）。
◆ボトルづくり ⇒ 約束の時間が迫っているときなどは500mlのボトルが満水になるのが永遠に感じる。
◆前日のダメージ ⇒ 連続で乗る時は前日のライドで受けたダメージが癒えていないことが多く特に走りはじめがやたら痛い。
◆トラブル ⇒ パンク3回でスペアチューブを使い切った時は真剣に自転車を辞めようと悩んだ。
◆電池 ⇒ 走ろうと思ったのに電池類が切れてた時は 『もう乗んねえ』 と逆ギレしたくなる。
◆落車 ⇒ 落車して怪我したらどうしようとやっぱり考える。
という感じでしょうか。
完全にネガティブキャンペーンになってますね...
でも、上記のストレスがもしゼロになるならば、きっと毎日でもロードバイクに乗るような気がします。
本当の普及活動とは、楽しみを伝えるとともに、ネガティブ要素を積極的に改善していくことなのかもしれません。