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【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
レースを開催する街を紹介する旅番組 『J SPORTS サイクル部』 のロケのために現在大分に滞在しています。
以前から告知していますように、11月1日(土)〜3日(月/祝)の日程で 『OITAサイクルフェス!!!2014 』 が開催されます。
この番組は同イベントに向けた告知番組である一方、“自転車レースを開催する街 に直接的なメリットを提供していく“ という新しいビジネスモデルを構築していくための側面も持っています。
これまで何度も書いているように、自転車レースは入場者収入がないことから直接的な経済効果を得にくいという構造問題を抱えています。
開催する自治体などは、『レース開催⇒どの様な経済効果が上がるのか?』 という部分で具体的な金額を算出するのが困難であり、地域によってはレース開催のために税金を使った結果、議会などから 『経済効果』 について厳し目の質問があがるという動きが起きていたりもします。
もちろん万単位の観客数を見込めればそこから経済効果を算出することは十分に可能ではありますが、それプラス、『観光面という切り口で開催地を紹介』 するテレビ番組を放映すれば、更に開催地メリットを上乗せすることができるのです。
現在、『J SPORTS』 の加入世帯数は約750万世帯となっており、これは日本の総世帯数(約5,000万世帯)に対して6〜7軒に1軒が加入しているという数字であり、決して少なくない単位であることがわかります。
更にこの 『J SPORTS サイクル部』 は、無料コンテンツとしてかなりの回数をリピート放送しているため、開催地の費用対効果はそれなりのものになるでしょう。
『J SPORTS サイクル部』 は、八幡平市(全日本選手権ロード)、宇都宮市(ジャパンカップ)、大分市(OITAサイクルフェス)と、既に3つの自治体とのコラボレーションを実現させました。
今後は、例えば 『ツアー・オブ・ジャパン』 を開催している各自治体などにもこの輪を広げていきたいと考えています。
『自転車の街を走れ!J SPORTS サイクル部 〜大分市をめぐる1泊2日の旅〜』 の初回放送をは10月18日17時半からとなります。