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プロフィール写真【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。

栗村修の日常 2013年09月22日

チャンピオンシップ

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

本日、JBCFロードシリーズ最高峰となる 『経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ』 が群馬サイクルスポーツセンター6kmサーキットで開催されました。

宇都宮ブリッツェンは昨年、このレースで団体総合優勝を飾って伝統の経済産業大臣旗を獲得しており、今年も若干苦しいチーム事情ながら再び頂点を目指して戦いに挑みました。

レース内容としては、中盤の攻防で形成された13名の先頭グループに宇都宮ブリッツェンは一人もメンバー送り込むことができず、その後完全に後手にまわってしまい万事休すとなります。

それでも、鈴木真理選手が個の力で状況を好転させ、なんとか5位のリザルトは確保してくれました。

優勝したマトリックスパワータグのガルシア選手は2周目から独走で逃げ続けながらも最終的に勝利をもぎ取っており、脚の違いをまざまざと見せ付けていました。

ロードレースという競技はチームに一人でも強力なメンバーがいると、様々な局面でチームメイトたちがその恩恵を受けることができ、1+1=3の原理でより優れたリザルトを残すことが可能となります。

そのことは十分に解っていますが、我々にとってはまだ開けてはいけないパンドラの箱があると考えています。

身近なものを手っ取り早く取りにいった結果、未来を失うということはどの世界でも日常的に起こっていることです。

良い悪いの話ではなく、自分たちの立ち位置を見失わないように理想を追求していきたいと思います。

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