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【栗村修】
一般財団法人日本自転車普及協会
1971年神奈川県生まれ
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。
突然ですが、かなり以前から地球の人口増加問題って大丈夫なのかな?と心配してきました。
日本という国の経済を心配するならば少子高齢化が深刻な問題なのはたしかですが、もっとマクロにみると既に70億人を超えた地球上の人口の方が遥かに深刻な問題なのは間違いありません。
私が生まれた1971年の地球上の人口は40億人でしたが、それが僅か40年で70億人に増えています。
参考までに、1927年(昭和2年)の人口は20億人でしたので、80年ちょっとで人口が3倍以上に増えたことになります。
地球上の資源などを考えた場合の適性人口というのは一説によると20〜30億人と言われているようなので、我々が暮らす地球というのはある意味で既に満員電車状態だともいえます。
現状では1日1ドル以下で生活している人たちが世界中にたくさんいるとのことですが、それらの人たちが我々日本人と同様の生活をはじめたならば、水や食料、エネルギーが一瞬にして枯渇することは明白です。
しかし、日常的にこれらが問題視され、皆が議論するという光景をあまり見たことがありません。
世の中で議論されていることというのは、むしろこの現実と逆行したことが殆どなようにも映ります。
これらの現実に触れると、人間が持つ不完全さや矛盾というものを痛いほど感じさせられます。
もはや、物事を進める時に、本質というものを追求しても無駄なのかと…
アメーバと人間といったいどちらが高度な生物なのでしょうかね?