現在、宇都宮で2011年の第2次キャンプを行っています。

第1次キャンプは既に12月に開催していたので、今年は1月の合宿が2回目となり昨年よりも早めに始動できています。

シクロクロスを戦っている辻選手と小坂選手、そしてリハビリ中の増田選手以外の5名（柿沼/廣瀬/中村/初山/若杉）の選手が参加。

先週末に降った雪の影響で日陰区間はまだ凍結している箇所があり若干慎重に走る必要がありますが、それでも本日は良い天気に恵まれました。

私も本来はチームカーで帯同したいところなのですが、年明けから某テレビ番組のロケがビッチリ入っており、本日も別行動で茨城方面の山の中をヘロヘロになりながら走っていました…

明日はフルで帯同できそうなので選手たちの走りをじっくり見ようと思います。

特に昨シーズン体調不良にずっと悩まされていた廣瀬選手が、今季は既にかなりの距離を消化しているようなので楽しみだったりします

そんな慌ただしい1月を過ごしていますが、つい先ほど久々に「大きな幸せ」を感じる出来事がありました

その幸せな出来事とは…？

本日は、日没前に茨城の山の中でのハードなロケを終え、睡魔と闘いながら宇都宮まで戻ってきました。

まずは吉牛でお腹を満たし、そして、1年に10回も着ないスーツを買いに洋服の青山へ向かいます。

丁度、若い店員さんを捕まえてオヤジギャクを浴びせていたところに廣瀬キャプテンから電話がはいりました。

栗：「今さあ、青山でスーツ買ってるんだよ」

廣：「めちゃくちゃオシャレっすね！」

栗：「いや、東京の“青山”じゃなくて、宇都宮の“洋服の青山”なんだけど…」

廣：「あ〜！」

そして、スーツを買い終わると、今度はチームスポンサーである「コジマ電気」に向かいました。

正直、「家電サイクリスト」と自称したいくらい、コジマさんに行くとテンションが上がります

そういえば、サッシャは「家電DJ」で売りだしているらしいです…

一通り最新家電を物色したあと、目的だった1000円ほどの小物を地味に購入して事務所に戻りました。

機材や荷物などを車から降ろし、チームカーを少し離れた駐車場に置いて自転車で再び事務所へ…

事務所で片付けを行い、自分の部屋に戻って更に自分の片付け＆仕事の準備を始めようとしたところで財布がないことに気づきます

「どっかにあるだろう」と探してみるもどこにもない…

「あ〜チームカーに中に忘れてきたんだ、超、オレ使えない貴重な時間が…」

再び自転車を5分ほど走らせて駐車場へ。

しかし、チームカーの中にもない

そして、ここから約2時間ほど、記憶を辿りながら宇都宮市内の探索がはじまりました

2台のチームカー、事務所、真っ暗な倉庫、移動した道路、そして、閉店してしまったコジマ電気の駐車場…

どこにもない…

財布のなかには、クレジットカード数枚、キャシュカード数枚、免許証、保険証、etc…

あ〜、最高に面倒クサイ

もはや現金とかはどうでもよく、この忙しい時に全部連絡して止めて、更に再発行の手続きなど…

考えただけで気が遠くなりました

どこにもない…、「最後にもう一度チームカーを探してもう諦めよう」と思い、レガシィのシート周りに手を突っ込んでみると…

「あっ、あった」

駐車場で「おっしゃ〜」と雄叫びをあげ、財布を天に突きあげて独りで会心のガッツポーズを繰り出してしまいました

しかし、見つけた時の幸福感はハンパなかったっす

冷静に考えてみると特に新たに何かを得たわけではなく、財布がダウンのポケットから落ちてシートの間に入っていなければ、ただ単にいつもの慌ただしい夜を過ごしていただけでした…

今夜は、更に2時間もの無駄な時間を浪費したにも関わらず、眠気は吹っ飛び仕事に精がでて、更にこの長文ブログを書くだけのパワーを得てしまったのです

「幸せ」というものは、一見、外的要因で得れるものだと思われがちですが、実はかなりの割合で「自分の心が創りだすもの」であることを再認識しました。

今夜はとても幸せな夜です

人は、幸福を自分以外のものに求め過ぎると、大抵「ネガティブベースな人間」となってしまいます。

そうなると、何を得ても満足できなくなり、結局は不満の多い人生に陥ってしまうのでしょう…

サイフくん、なくなってくれてありがとう、そして、見つかってくれてありがとう

さすがに眠くなってきたので、仕事片付けてさっさと寝ます