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【Cycle*2024 ストラーデ・ビアンケ:レビュー】大会創設以来最長81kmの独走!2位以下に大会史上最大のタイム差2分44秒で勝利したのはタデイ・ポガチャル
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか周回するセクターには多くのファンたちが詰めかけた
距離が伸び、グラベル最終2セクターを2回通過することになったおかげで、多くのファンたちが第10-14・第11-15セクターに詰めかけた。特に最大18%の激坂では、人が壁のように連なり、悠々と先頭を走るポガチャルにとっては、ちょっとした花道のようだった。
この第11セクターの激勾配を利用して、残り40km、ファンヒルスは改めて前方へと抜け出した。1度目は「ポガチャルに反応する脚はあったのに」と後悔するが、2度目もまた、理想的ではなかった。「誰か一緒についてきてほしいと思ったんだけど、誰もついてこなかった」からだ。後方集団に対するなけなしのリードを、しばらくは孤独に守り続けるしかなかった。
幸いにも、しばらく先で、トムス・スクインシュが追いかけてきた。残り21kmで無事に2人は合流。それぞれワールドツアーのワンデーレースで初めての表彰台乗りを実現させるために、その表彰台でポガチャルの両脇に立つために、力を合わせて先を急いだ。残り19km、第14セクターでピドコックがようやく加速に転じるも、4分半先を元気に突き進むポガチャルはもちろん、1分半先のファンヒルス&スクインシュの背中をとらえることは最後まで不可能だった。
古都シエナの、ピアッツァ・デル・カンポへと誘う坂道を、ポガチャルは笑顔で上り詰めた。2年ぶり2度目のストラーデ・ビアンケ制覇。3年連続イル・ロンバルディア勝利でシーズンを締めくくってきた25歳が、2年連続で、シーズン初日を勝利で祝った。
「シーズン最初のレースというのは、精神的に難しいんだ。自分の調子がいいのか、それとも悪いのか、はっきりと読めないからね。でも今年の冬は本当にしっかり調整が積めた。それにシーズンをいつもより少し遅く始めたから、この初戦に向けて、よりハードな練習をこなしてきた。甲斐があったというものさ」
いまだ18回目と歴史の浅い大会ながら、創設以来最長81kmの独走勝利を決めただけでなく、ポガチャルは2位以下に大会史上で最大のタイム差を押し付けた。自らが2年前につけた37秒差も、これまでの大会記録だった2012年大会の42秒差も、あっさりと吹き飛ばした。2分44秒差!
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