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サイクル ロードレース コラム 2024年2月5日

【ハイライト動画あり】圧倒的王者による圧倒的勝利 ファンデルプール6度目の戴冠|シクロクロス世界選手権2024レースレポート

サイクルロードレースレポート by 辻 啓
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【ハイライト動画】UCI世界選手権大会 男子エリート シクロクロス

オレンジ色のオランダナショナルジャージを着用するファンデルプールを単独で追いかけたのは、同じくオランダカラーのヨリス・ニューエンハイスだ。今シーズンのワールドカップで1勝を飾るとともにシリーズランキング2位に入った現オランダチャンピオンが、淡々と、ファンデルプールに肉薄するラップタイムを刻んで周回を重ねる。チームDSM時代の2019年から2022年にかけてツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャの出場も経験し、2020年パリ~トゥール3位表彰台の実績ある27歳がしばらくファンデルプールを視界にとらえていたが、じわりとそのタイム差は開いていく。

ファンデルプールを追い2位でフィニッシュしたヨリス・ニューエンハイス(オランダ)

さらにその後方ではオレンジ軍団の一角ピム・ロンハールが3番手に浮上。しかし、エリート女子に続くオランダ勢による表彰台独占に、水色のベルギーナショナルジャージを着るマイケル・ヴァントゥレンハウトが待ったをかけた。これまで世界選手権30回制覇(オランダは10回)の常勝ベルギーは、キャプテンワウトを欠きながらも、ワールドカップ年間王者エリ・イザビットや、ファンデルプールと同様に元世界チャンピオンの父親をもつティボー・ネイスがいる。プライドとプレッシャーを背負ったヨーロッパチャンピオンのヴァントゥレンハウトは、レース中盤にロンハールを蹴落とすことに成功。一時はニューエンハイスの15秒後方にまで迫ったが、迫りきれず、3番手の走行に終始した。

3位にはヨーロッパチャンピオンのヴァントゥレンハウト(ベルギー)

先頭ファンデルプールは無双だった。今シーズン唯一黒星がついたワールドカップ第13戦ベニドルムのように、転倒などのミスまたは機材トラブル(この日ラース・ファンデルハーが被ったチェーン切れのように)が起これば簡単にひっくり返るのがシクロクロスだが、丁寧かつ冷静なライン取りと圧倒的なパワーで他を寄せ付けなかった。「いつでも最有力候補が勝てるわけじゃない。でも今日は脚の調子も良かったし、常に状況をコントロールできていた。決してリスクは冒さなかった。できるだけ慎重に難しいセクションをこなし、踏めるところはとことん踏んだ(ファンデルプール)」。

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