人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サイクル ロードレース コラム 2024年1月24日

【Cycle*2024 ツアー・ダウンアンダー:レビュー】たくさんの「初物」でにぎわった激闘はスティーブン・ウィリアムズ総合優勝

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
  • Line

J SPORTS サイクルロードレース【公式】YouTubeチャンネル

【ハイライト】ツアー・ダウンアンダー 第6ステージ|Cycle*2024

今大会3勝のサム・ウェルスフォード(ボーラ・ハンスグローエ)

今大会3勝のサム・ウェルスフォード(ボーラ・ハンスグローエ)

「予想していた以上の出来。仲間たちは最高にマジカルだった。みんなで一緒に成し遂げられたことが誇らしいし、すごくスペシャルな気分だ」(ウェルスフォード)

たとえ逃げ切りは不可能でも、生まれて初めてのワールドツアーレースで、ルーク・バーンズは飛び出し続けた。初日から6日目まで、1日たりとも欠かさず山岳ポイントを積み上げ、全部で14ある山岳のうち、実に10箇所でポイントを収集した(1位通過6回)。母国オーストラリア選抜チームジャージから、2日目に山岳ジャージに着替えると、最後まで脱がなかった。

肝心の総合争いは、ダウンアンダー・クラシックの勢いそのままに、初日からいきなり加熱した。第1ステージはナルバエスが、2日目にはデルトロが中間ポイントでもがき、逃げの背後で3位通過=ボーナスタイム1秒をもぎ取った。ダウンアンダーの総合の行方は、わずかなタイム差で決まることが多い。総合上位2人が同タイムで並んだことすら過去3度ある。ボーナスタイム収集も、総合勢にとっては大切な作戦のひとつなのだ。

イサーク・デルトロが第2ステージで勝利を挙げる

イサーク・デルトロはプロ生活わずか3日目でプロ1勝目

第2ステージで、このデルトロが、凄まじいポテンシャルを披露する。アタックと駆け引きとを繰り返しつつ、フィニッシュへと猛スピードで突進するプロトンから、ラスト1kmでひとり飛び出した。

背後からは大波のように迫ってくる集団を、20歳のネオプロはしなやかに交わし切った。昨夏のツール・ド・ラヴニールではロズ峠で圧倒的な山の強さを示し──その約1ヶ月前のツール・ド・フランスで、タデイ・ポガチャルが失速した恐るべき激勾配──、メキシコ人として史上初めてU23版ツールを制した「未来のグランツール総合覇者」は、プロ生活わずか3日目で、あっさりプロ1勝目を射止めてしまった。これから何度でも身にまとうに違いない「総合リーダージャージ」と「新人賞ジャージ」も、早々と身にまとった。

「なにがなんだか分からないし、とてつもなさすぎる。ステージ勝利を夢見て乗り込んできたし、常にベストを尽くしてきたけれど、それでも信じられないような気分だ。今大会は僕にとってはすでに成功で、この先のすべてがボーナスのようなもの。すごく嬉しい」(デルトロ)

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!

サイクル ロードレースの放送・配信ページへ