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サイクル ロードレース コラム 2023年12月23日

【シクロクロス2023 WC第9戦 アントワープ:プレビュー】ついに「ビッグスリー」が集結、真冬のビーチで砂まみれの三つ巴バトルが巻き起こる!

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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3人にばかり視線が集まるものの、シクロクロスのスペシャリストたちも、きっと専門家の意地を見せてくれるはずだ。やはり「兼任」選手たち、たとえばロード合宿に出かけていたネイスは3週間ぶりの悪路大戦に帰ってくるし、スーダル・クイックステップのピュアスプリンター、ティム・メルリールは今冬初のシクロクロス出走。日本チャンピオンの織田聖もまた、強豪たちとともにスタートラインに並ぶ。

気になるコースの難題は、ずばり砂と草。2006年の創設以来「スヘルデクロス」の名称で親しまれてきた通り、スヘルデ川のほとりのシント・アナストランド、文字通り訳せば「聖アンナビーチ」にコースが引かれるのだ。冬の湿気を含んだ砂地は重く、河川敷の芝生では高速が出る。砂セクションが長いからこそ、バイクを担いで走る時間も長め。

パワーとスピードを要し、極めてテクニカルでもある同コースは、実はファンデルプールがひときわ得意とする地でもある。過去アントワープ大会には8回出走し、優勝6回・2位2回。3位以下に落ちたことすら一度もない。1年前には2位ファンアールトを、「マチューは速すぎた」と絶望させたほど。

この冬のアントワープでもまた、ファンデルプールが無双してしまうのか。2日後のクリスマスを心の底から笑って祝えるのは、ただ勝者1人だけなのだ。

文:宮本あさか

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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