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サイクル ロードレース コラム 2023年12月23日

【シクロクロス2023 WC第9戦 アントワープ:プレビュー】ついに「ビッグスリー」が集結、真冬のビーチで砂まみれの三つ巴バトルが巻き起こる!

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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【ついにBig3直接対決】辻啓のシクロクロス解説動画 第1弾~Big3登場を語る~

ピドコックもやはり、世界選手権には行かないと決めている。2年前のシクロ世界王者にして、現役マウンテンバイク世界王者&五輪王者は、2024年は夏に比重をおいている。ツール・ド・フランス総合争いと、直後のパリ五輪でのMTB2連覇に最高の調子で挑むために、ちょっとだけ早くシクロクロスシーズンを切り上げるつもりらしい。

ただ冬の1ヶ月間だけは、ピドコックがシクロクロスに100%を捧げることに変わりはない。12月16日の初戦はファンデルプールに次ぐ2位、17日のワールドカップ初戦は優勝、と好調のシーズンイン。しかも両戦ともスタートダッシュに失敗し、ときにトラブルに襲われながらも、凄まじい追い上げで格の違いを見せつけた。

一方で冬も、春も、夏も、秋も、全力で突っ走る覚悟なのがファンデルプール。春はサンレモからルーベまで、自身5つ目のモニュメントタイトルを追い求めるし、もしかしたらリエージュまで足を伸ばすかもしれないらしい。ツール完走→五輪ロードか、それともツール欠場→五輪MTB→五輪ロード→ブエルタ初出場かで、夏については未だ悩み中だそうだけど……。

とにかく現役ロード世界王者が固く誓うのは、2月のチェコで、自身6度目のシクロクロス世界タイトルを獲ること。ジュニア時代から通算してシクロクロス210勝、勝率73%(12月21日現在)という驚異的な数字を叩き出してきたMVDPにとって、エリック・デフラーミンクの史上最多世界選7勝に並び、追い越すことこそが「シクロクロスを続ける大きな理由」だから。この冬は本来であれば12月22日からシクロクロス入りする予定を1週間早めて、16日にさらりと初戦をもぎ取っている。

つまり、「ビッグスリー」は、それぞれに足慣らしを済ませ、この冬1勝目を手にし、間違いなく調子は上々。ちなみに16日のマチューvsピドコックは前者が圧倒し、22日にはマチューvsワウトが実現済み(原稿執筆時点では結果は不明)。そして12月23日のクリスマス・イヴ・イヴに、UCIシクロクロスワールドカップ第9戦で、お待ちかね、今シーズン初の三者直接対決が勃発するのだ。

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