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【Cycle*2023 ジャパンカップサイクルロードレース:レビュー】冷雨のサバイバル ルイ・コスタが復活のシーズンにさらなる彩り加える初優勝!
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介J SPORTS サイクルロードレース【公式】YouTube
【ハイライト】ジャパンカップサイクルロードレース|Cycle*2023
メイン集団を追いかける新城幸也
依然攻めの姿勢をキープするアラフィリップ。3周目に用意された1回目の山岳賞に向かって、再びアタック。古賀志林道の頂上をトップ通過すると同時に、独走態勢を作り出す。これを見送ったイーンクホールン、ファン・ヒルス、ザングルの3人は実質のメイン集団(プロトンが割れに割れて、どこがメイン集団か分からないような状態ではあったが……)へと戻る。いったんレースの流れは落ち着いて、アラフィリップを1分ほどの差でUCIワールドチーム勢を中心とする集団が追う格好に。日本勢では唯一、岡本隼(愛三工業レーシングチーム)が食らいつき、新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)は、チームメートとともに前線復帰を目指していた。
アラフィリップは、6周目に設定された2回目の山岳賞も1位通過。後ろではアタックとキャッチを繰り返されて、周回を経るたびに集団の人数が、もっと言えばコース上を走る選手が減っていく状況となる。集団に追いついた新城も、この流れで少しずつ遅れていった。
8周目まで逃げ続けたジュリアン・アラフィリップ
そうして自然とペースが上がっていた集団は、8周目にアラフィリップをキャッチ。レースがふりだしに戻ると、スーダル・クイックステップは今度、ジェームズ・ノックスが9周目に設定された3回目の山岳賞をトップ通過。次の周回ではまたもアラフィリップがアタックし、アグレッシブに攻め続けた。
ただ、アラフィリップの勢いは1周程度逃げたところで弱まり、単独で追いかけたファン・ヒルスもろとも集団へ戻される。このタイミングを利用して動いたのはコスタ。そのままこの日最後の山岳賞(12周目)を獲ると、合流したフェリックス・エンゲルハルト(チーム ジェイコ・アルウラー)、ギヨーム・マルタン(コフィディス)と逃げの態勢に入った。
「後ろから2人(エンゲルハルトとマルタン)が近づいてきていたので、だったら3人で行こうと。集団との差が開いていたので、3人で逃げた方が得策だと思ったんだ」(コスタ)
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