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サイクル ロードレース コラム 2023年9月2日

【ブエルタ・ア・エスパーニャ2023 レースレポート:第7ステージ】35歳ジョフレ・スープがグランツール初勝利!リードアウトマンとしての経験が混沌のスプリントを抜け出す最大の武器に

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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【ハイライト】ブエルタ・ア・エスパーニャ 第7ステージ|Cycle*2023

フィニッシュまで100kmを切ったあたりから、先頭2人と集団とのタイム差は1分台へ。あとは差が縮まる一方で、残り70kmに前後して集団のペースが上がると、エラダが先に集団へ戻る決断。おおよそ2週間後のマドリードフィニッシュをもって、長きにわたったキャリアを終える37歳は、また別の機会にチャンスをうかがうこととなった。

前線にひとり残ったオカミカも捕まるのは時間の問題。集団はペース調整のため意識的にオカミカとのタイム差を広げたが、フィニッシュ前34kmに設置される中間スプリントポイントが近づいてくると、再びスピードアップ。残り41kmでオカミカをキャッチすると、各チームが集団前方で隊列をなしてさらに前進した。

迎えた中間スプリントポイントは、ポイント賞トップのカーデン・グローブス(アルペシン・ドゥクーニンク)が1位通過。この後ろでは、ヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ)も加速して3番手で通過。2秒のボーナスタイムを獲得し、個人総合争いのライバルたちにプレッシャーを与えている。

最終盤を前に、ペースが緩むメイン集団。数チームが前方を固めながら態勢を整えて、残り20kmを切ったあたりから再びスピードを上げる。残り距離が減るとともにポジション争いも激しさを増し、残り10kmでは前日勝利のセップ・クス(ユンボ・ヴィスマ)ら数人を巻き込んだクラッシュが発生。クスは素早いリカバリーで集団に戻ったが、ピエール・ラトゥール(トタルエネルジー)らは復帰に時間を要してしまう。

さらに、残り5kmでもクラッシュ。街の中に入って道幅が狭まったことで、一部のライダーは身動きが取れない状況に陥っていた。なかでも、テイメン・アレンスマン(イネオス・グレナディアーズ)はその場から起き上がることができず救急搬送。リタイアを余儀なくされている。

コーナーやラウンドアバウトが連続した最終盤。これらをクリアするたびに隊列が乱れ、一層混沌となっていく。残り1kmを切ったところでアンテルマルシェ・サーカス・ワンティやアルペシン・ドゥクーニンクが態勢を立て直したが、フィニッシュ前300mで現れた直角コーナーでまたも混乱。オーバースピードで突っ込んだ選手が外側に膨らんだ一方で、慎重にクリアした選手ほど減速することなくスプリントに持ち込むことができた。

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