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サイクル ロードレース コラム 2023年8月12日

【Cycle*2023 UCI世界選手権大会 女子エリート ロードレース:プレビュー】フォレリングとコペッキーがツールの好調そのままにアルカンシエル挑戦! ニエウィアドマ、リッパート、ダイガートもそろい大激戦は必至

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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コースマップ&プロフィール

コースマップ&プロフィール

そんなテクニカルコースを攻略するのは誰だろうか。チャンスは多くの選手にあり、まさにオープンな状態だ。

そうした中でも、やはりオランダの充実度は際立っている。昨年を含む過去2回世界の頂点に立っているアネミエク・ファンフルーテンは、王座返上とともにアシストへ回ることを明言。今季限りでの引退を表明しており、最後の世界選手権は世代交代の場になる。

後継者には、ファンフルーテン直々にデミ・フォレリングを指名。当然このレースではエースを務める。ツール・ド・フランス ファムでの個人総合優勝が記憶に新しいが、春にはアルデンヌクラシックでハットトリックを達成。いま最も強いウィメンズライダーであることは間違いない。あとは、どう勝利へと向かっていくか。コースは「オランダ選手権に似ている」といい、苦手意識はない様子。前回はレース直前の新型コロナウイルス感染で、ホテルのベッドでレースを観戦。その悔しさを晴らす舞台は整っている。

オランダはフォレリングを軸としながら、いくつかのプランをもって走る。キーパーソンは、マリアンヌ・フォスだ。ロードでは過去3度世界を制している“女王の中の女王”は、シクロクロスやトラックで培ったパワーやスピードはもとより、ハンドリングスキルと展開を読むことにも長ける。彼女も「フォレリングをサポートする」とコメントしているが、いざという時にはみずから勝負に打って出る。このほか、スプリント要員にロレーナ・ウィーベスを配備し、前回優勝枠を足した最大出走人数「8」を余すことなく生かしていく。

総合表彰台 優勝デミ・フォレリング、2位ロッタ・コペッキー、3位カタジナ・ニエウィアドマ

ツール・ド・フランス ファム総合表彰台 優勝デミ・フォレリング、2位ロッタ・コペッキー、3位カタジナ・ニエウィアドマ

フォレリングが最大のライバルに挙げているのが、ロッタ・コペッキー(ベルギー)。普段は一緒のチームで走るが、今回は自転車王国の威信をかけてぶつかり合う。コペッキーもツールで大活躍し、平坦・上りいずれも対応できることを証明。北のクラシックを得意とするだけあり、悪路への対応力はフォレリングを上回る。今大会はトラックで3つのメダルを獲り、うち2つでアルカンシエルを獲得。ツールからの絶好調を維持して乗り込むロードレースに向け、「シーズン当初からこのレースが目標だった」と力を籠める。ベルギーチームの戦力から見てコペッキー一択となることが見込まれ、レースプランが分散しないあたりでオランダとの違いが出てくるだろうか。

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