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【ツール・ド・フランス2023 レースレポート:第15ステージ】“ワウト対決”はプールスに軍配!サン・ジェルヴェ・モン・ブラン頂上一番乗り。ヴィンゲゴーとポガチャルの頂上決戦は「引き分け」
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介無料動画
【ハイライト】ツール・ド・フランス 第15ステージ|Cycle*2023
ニルス・ポリッツ(ボーラ・ハンスグローエ)のアタックを数人が追いかけ、さらに次々と選手たちが追随。40km地点手前で27人の先頭グループが形成され、そこからさらにジュリアン・アラフィリップ(スーダル・クイックステップ)とアレクセイ・ルツェンコ(アスタナ・カザクスタン チーム)が抜け出す。先頭2人の後ろでは、追走となるグループが最大37人まで膨らんでいた。
全体的にハイペースで進行する中、メイン集団でまたも大規模クラッシュが発生した。集団前方を走る選手が沿道の観客と接触。バランスを崩したところに次々と選手が絡んでしまった。落車した選手たちは全員バイクに戻ったが、集団はこれら選手たちを待つ判断をしたことで意識的にスピードダウン。結果的に、これが逃げを容認する格好になった。
やがてアラフィリップとルツェンコを捕まえて39人になった先頭グループは、メイン集団に対して8分のリード。中間地点を過ぎたあたりからマルコ・ハラー(ボーラ・ハンスグローエ)がひとりで抜け出したが、10kmほど進んだところでルイ・コスタ(アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ)がジョイン。コスタはすぐにハラーを引き離して単独先頭に立つが、このステージ2つ目のカテゴリー山岳である1級山岳クロワ・フリで後続が再合流。この時点で前線に残ったのは20人。
続く3級の上りで、今度はマルク・ソレル(UAEチームエミレーツ)がアタック。頂上通過後の下りでプールスやワウト・ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ)、クリスツ・ニーランズ(イスラエル・プレミアテック)が追いつく。このうち、ニーランズはモーターバイクからのボトル受け渡しの際に接触し落車。残った3人は後ろの選手たちに対して1分以上のリードを確保し、さらにはメイン集団とは約7分30秒差。先頭3選手の中からステージ優勝者が出る可能性が高まってきた。
約10kmにわたるダウンヒル区間では、ソレルが慎重に下るあまりに2人の“ワウト”から差をつけられてしまう。両ワウトはソレルを待つことなく2級山岳アメランを上り始める。その途中、フィニッシュまで残り10.7kmでプールスがアタック。ファンアールトはついていけず、プールスが独走態勢に持ち込んだ。
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