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【ツール・ド・フランス2023 レースレポート:第11ステージ】勝利への道をみずから切り拓いたヤスペル・フィリプセン 今大会の4つ目の勝利は新たな自信を手にする価値あるものに
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介残り2kmを前にウノエックス・プロサイクリングチームやアルペシン・ドゥクーニンクも上がってきたが、直後に迎えた連続コーナーで集団前方は混沌となり、どのチームもトレインが崩壊。最後のコーナーを抜け、約1.3kmと長い最終ストレートでかろうじて人数を残していたチーム ジェイコ・アルウラー勢がフルーネウェーヘンを引き上げる。しかし、他のスプリンターたちも脚を使ってでも好位置に収まろうと躍起だ。
ヤスペル・フィリプセン
「今日ばかりは他選手の車輪を見ながら自分のスペースを確保していくしかなかった。ディラン・フルーネウェーヘンの後ろにスペースが見えたんだ。迷っている暇はなかったよ。これが最大の幸運だった」(フィリプセン)
最後の直線に入った時点ではポジションを下げていたフィリプセンだったが、少しずつ前につけ、残り300mでフルーネウェーヘンの後ろへ。最後の100mで一気に加速して先頭に出ると、他の追い込みを許さず一番にフィニッシュラインを通過した。
「このツールはうまくいきすぎだよ! 信じられないね。何がどれだけうまくいっているのか、頭の中で整理すらできないくらいさ。絶好調な自分が誇らしいよ。今日はトラブルなくスプリントまでもっていくことが重要だったから、大成功だよ」(フィリプセン)
何より、“絶対的リードアウトマン”のマチューに頼れずとも勝ち切れたことは、新たな自信になったよう。
「マチューは今日、あまり体調が良くなかったんだ。無理はさせたくないと思っていた。もちろん、いつだって彼がいた方が成功はしやすいよ。でも彼がいないときにどうやって勝利に結びつけるかも大事なテーマだと僕は分かっているつもりさ」(フィリプセン)
ここまで着用を続けているマイヨ・ヴェールも徐々に安泰ムードになってきた。ポイント賞2位のブライアン・コカール(コフィディス)との差は145点に拡大。主催者が平坦にカテゴライズするステージは残り3つだが、ここから先はスプリントには執着せず、グリーンのジャージをパリまで運ぶことにフォーカスする考えを示している。
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