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【ツール・ド・フランス2023 レースレポート:第11ステージ】勝利への道をみずから切り拓いたヤスペル・フィリプセン 今大会の4つ目の勝利は新たな自信を手にする価値あるものに
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介無料動画
【ハイライト】ツール・ド・フランス 第11ステージ|Cycle*2023
「これならマチューがいなくても僕は勝てるね! いやいや、冗談だよ(笑) 最後はスペースを確保するのに必死で、下手すれば落車していた可能性だってある。だけど、良いタイミングでスペースを見つけられたんだ。それを見逃していたら勝てなかっただろうね」(ヤスペル・フィリプセン)
70.5km地点に設けられた中間スプリントポイントは、ルベールが1位通過。1分15秒差でメイン集団もやってきて、ここをフィリプセンが先着して全体4位通過。13点を加算し、マイヨ・ヴェール争いをより有利なものにしていく。
フィニッシュまで100kmを切ったあたりから、コース上には雨が降り出した。前日が気温30度をはるかに超す猛暑だったから、つい恵みの雨に思えてしまうけれど、路面はウェットになっていったから選手たちはクラッシュに注意しなければならない。
残り70kmを切ると、いよいよタイム差は1分を割る。さすがに逃げメンバーは苦しくなってきて、残り53kmでルベールが真っ先にあきらめると、数キロ進んだところでアマドールも集団へ戻る決断。先頭に残ることになったオスは二言三言アマドールと話して、笑顔で別れたところで独走を始めた。
結果的にステージ敢闘賞を獲ることになるオスは、残り13.5kmまでひとりで逃げ続けた。その間、メイン集団はすぐに追いついてしまわないよう、一時的にペースを調整。ときおり雨が強まる中、レースをふりだしに戻すタイミングを計った。
「今日のルートはもともと知っていたんだ。追い風が吹けば逃げが有利になる可能性だってあったんだよ。でも、トライしてみたら逃げには3人しかいなかった。“もっと一緒に逃げてくれたらチャンスがあるのになぁ……”と思いながら走っていたんだ」(ダニエル・オス)
勝負はセオリー通りのスプリント。オスを捕まえたのを機に、各チームのトレインが動き出す。数チームが主導権を奪い合ったが、残り5kmでユンボ・ヴィスマが前に出ると集団は一気に縦長に。マイヨ・ジョーヌのヨナス・ヴィンゲゴーはもとより、ワウト・ファンアールトもしっかりと続いている。スタート前には、審判代表や主催するA.S.O.役員、元選手のニコラ・ロッシュ、現地放送局フランスTVによる選考で大会第1週の「最優秀チームメート賞」を贈られていたワウト。勝ってさらに花を添えられるか。
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