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サイクル ロードレース コラム 2023年6月2日

【Cycle*2023 クリテリウム・デュ・ドーフィネ:プレビュー】大事故から復帰のベルナルも参戦、真夏のツール・ド・フランスを睨んだ駆け引きはこのクリテリウム・デュ・ドーフィネでゴングが鳴らされる

サイクルロードレースレポート by 山口 和幸
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クリテリウム・デュ・ドーフィネ

写真:2022クリテリウム・デュ・ドーフィネ

クリテリウム・デュ・ドーフィネは毎年6月中旬に開催されるため、6月末のツール・ド・スイス、そして7月のツール・ド・フランスに向けての前哨戦として有名選手が名を連ねてきた。しかもクリテリウム・デュ・ドーフィネで総合優勝した選手が同じ年のツール・ド・フランスも制してしまうというデータはかなりある。

1955年のルイゾン・ボベ(フランス)、1963年のジャック・アンクティル(フランス)、1971年のエディ・メルクス(ベルギー)、1973年のルイス・オカーニャ(スペイン)、1975年のベルナール・テヴネ(フランス)、1979年と1981年のベルナール・イノー(フランス)、1995年のミゲール・インデュライン(スペイン)、2012年のブラッドリー・ウィギンス(英国)、2013、2015、2016年のクリストファー・フルーム(英国)、2018年のゲラント・トーマス(英国)だ。現在のレースディレクターはこの中のテヴネ。

どうしてそんな特徴があるかといえば、クリテリウム・デュ・ドーフィネで使用されるコースは、ツール・ド・フランスでの勝負どころの1つ、アルプス山脈で行われるということにほかならないからだ。

クリテリウム・デュ・ドーフィネ

写真:2022クリテリウム・デュ・ドーフィネ

2023年の8ステージを見てみてもそれがはっきりと分かる。クイーンステージとなる第7ステージは、ツール・ド・フランスが頻繁に訪問するマドレーヌ峠、モラール峠を越え、ゴールは「鉄の十字架」という意味のクロワ・ド・フェール峠へ。実際に鉄の十字架が峠に設置されているので、見逃さないように。

最終日のレースはグルノーブル近郊の高台にあるバスティーユに上る。2000年以来の訪問となるが、1789年にフランス革命の発端となった、民衆によるバスティーユ牢獄襲撃と同じ名前のバトルフィールドであるだけに興味深い。このバスティーユでマイヨ・ジョーヌを獲得した選手が7月1日開幕のツール・ド・フランスでも優勝の最有力となるのではないだろうか。

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