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サイクル ロードレース コラム 2023年5月27日

【ジロ・デ・イタリア2023 レースレポート:第19ステージ】ブイトラゴが今大会クイーンステージ制す!マリア・ローザ死守したトーマス「明日のためにパワーをセーブすることにした」

サイクルロードレースレポート by 山口 和幸
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【ハイライト】ジロ・デ・イタリア 第19ステージ|Cycle*2023

レースは快晴の中で125選手がスタートした。イスラエル・プレミアテックのデレク・ジー(カナダ)らが38km過ぎに仕掛けると、EFエデュケーション・イージーポストのマグナス・コルト(デンマーク)らが加わり、第1集団が形成された。ブイトラゴはメイン集団から抜け出して、57km地点で合流し、15選手の逃げが始まった。

176km地点でトップに立ったのが、今大会で積極的な走りを見せるジーだ。これを追ってブイトラゴが単独で追走集団から抜け出した。そしてトレ・チーメ・ディ・ラヴァレドの残り3kmでブイトラゴがジーを逆転。最後はブイトラゴがジーに51秒差をつけてフィニッシュした。ジーは今回の3週間で4回目の2位となった。

34年前の1989年ジロ・デ・イタリア、トレ・チーメ・ディ・ラヴァレドでは、コロンビアの伝説的ヒルクライマー、ルッチョ・エレラが優勝している。コロンビア勢が初めてステージ優勝したのはちょうど50年前のチョザス・ロドリゲスで、通算34回目の勝利となった。

「トレ・チーメ・ディ・ラヴァレドは、このジロ・デ・イタリアで最も重要なステージだ。ここでソロで勝つことは素晴らしい。勝つための脚があることは知っていたが、ハードな走りを余儀なくされた。有力選手を含むプロトンが後ろでなにをしているのかを理解するのは困難だった」とブイトラゴ。

コロンビアのサンティアゴ・ブイトラゴが天王山で独走勝利

コロンビアのサンティアゴ・ブイトラゴが天王山で独走勝利

「ジロ・デ・イタリアの前にたくさん働いてきたから、この日勝つことは僕にとってとても大事なことだった。これからは自分自身の走りをさらに改善していきたい。いつの日か総合成績で最高位を争える日が来ることを願っている」(ブイトラゴ)

一方のマリア・ローザ争いは、ステージ優勝を狙うグループとは別の熾烈な戦いを繰り広げていた。最後のトレ・チーメ・ディ・ラヴァレドではトーマス、ログリッチ、アルメイダの3選手が残してきたパワーを出し合った。

ログリッチは残り2kmで仕掛けて、トーマスの反応を見た。さらに残り500mでアタックしたが、ライバルを引き離すことはできなかった。しかしフィニッシュ目前の50mでトーマスに余力がなくなった。ログリッチは先行していたコルトを追い抜いて3着のボーナスタイムを獲得することはできなかったものの、最後の瞬間にトーマスとの差を広げ、貴重な3秒を獲得。総合成績でログリッチはトーマスとの差を29秒から26秒に縮めた。

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