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【ジロ・デ・イタリア2023 第16ステージ結果速報】ドロミテ山塊バトルはジョアン・アルメイダがグランツール区間初優勝!ゲラント・トーマスが総合首位へ返り咲き
サイクルNEWS by J SPORTS 編集部チーム総合順位
1 バーレーン・ヴィクトリアス(バーレーン)in 202h 09' 02''
2 イネオス・グレナディアーズ(イギリス)+ 32' 31''
3 ユンボ・ヴィスマ(オランダ)+ 40' 26''
リタイア
116 パヴェル・シヴァコフ(フランス/イネオス・グレナディアーズ)
133 サイモン・クラーク(オーストラリア/イスラエル・プレミアテック)
2 ダヴィデ・バッレリーニ(イタリア/スーダル・クイックステップ)
202 アマヌエル・ゲブレイグザビエル(エリトリア/トレック・セガフレード)
第17ステージコースマップ
5月24日(水)第17ステージ
ペルジーネ・ヴァルスガーナ > カオルレ
197 km(平坦 ★☆☆☆☆)
総合系が頑張る意味は皆無で、クライマーが争うべき山岳もゼロ。一方で前日の山でさんざん苦しんだに違いないスプリンターたちにとっては、ご褒美のようなステージ。今大会で最も平坦なステージと呼ばれ、開催委員会の言葉通り「地形的な障害物」は一切存在しない。
山を一旦抜け出して、再びプロトンはアドリア海を目指す。しかも海抜530mの地でスタートを切り、海抜1メートルでフィニッシュ。つまりステージの平均勾配はマイナス0.27%で……序盤こそ道がごくわずかに波打っているものの、基本的には延々と下り坂。舗装状態も良い、と開催委員会は太鼓判を押す。
もちろんたとえ平坦路でも、中央分離帯やロータリーには、いつだって注意が必要だ。風向きや風速によっては、なんらかの作戦が発動する可能性だってある。ひたすら南東を目指してきたプロトンは、残り31kmで海岸沿いに出ると、進路を北東に変える。
ただし、グランツール3週目のスプリンターにとって最大の難題はむしろ、追走体制が上手く行かないこと。そもそも生き残っているスプリンターの数自体が少ないのだ。昨大会18日目はグルパマFDJだけが必死に頑張ったが、14秒差で逃げ切りを許してしまった。また誰もが疲労困憊なせいで、プロトン全体が自主的な「休息日」を取ってしまう場合も。2020年第19ステージは、この日と同じく山岳ゼロの完璧平坦ステージだったが、大きな逃げを見逃し、スプリンターを含むメイン集団は約12分遅れでゆっくり走り終えている。
ヴェネツィア近郊のカオルレで、予定通り大集団スプリントフィニッシュに持ち込まれた場合、汗握る展開となること間違いなし。なにしろ最終5kmに、8回の方向転換が待ち受ける。しかもラスト2km以内にある4つの直角コーナーは、道幅にそれほど余裕もない。
高低差図
ステージ詳細テキスト:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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