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【ジロ・デ・イタリア2023 第3ステージ結果速報】上れる脚試し勝負はマイケル・マシューズに軍配、エヴェネプールが中間SPでボーナスタイム3秒獲得
サイクルNEWS by J SPORTS 編集部またしても16kmという長い下りを抜け出したら、ようやくわずかに平地(しかし上り基調)が顔を出す。最終峠に向けて、しっかりと体制を整えておくべし。できることなら山の麓の第2中間ポイントで、ボーナスポイントも掠め取っておきたいところ。
最後の2級モレッラ峠へは、フィニッシュ手前12.6km地点から上り始める。登坂距離は9.6km、平均勾配6.2%。特に序盤約5.5kmは平均勾配4〜4.5%程度と、少々やさしめ。ただし中盤で突如として道は険しさを増す。全長2.7kmにわたり勾配9.4%の急坂ゾーンが続き、最大12%にまで跳ね上がる。
2012年大会でこの山を使用した時、まさにこの最難関ゾーンで単独アタックを打った「地元っ子」D・ポッツォヴィーヴォが、そのまま独走勝利を決めた。山頂までの約2.5kmでメイン集団に約30秒差をつけ、フィニッシュでもいまだ23秒差を保っていた。一方で1998年大会のM・パンターニは、凄まじい加速で一旦すべてを振り払ったものの、山頂前に回収された(山頂にはパンターニを偲ぶ看板が立っている)。
かつての英雄たちが、山頂から湖(ラーゴ)経由で4.4kmかけてフィニッシュラインへとたどり着いたのだとしたら、今年は湖抜きの3kmに短縮。すると山の上の平地では、より凝縮されたチェイスが繰り広げられるのかもしれない。
高低差図
ステージ詳細テキスト:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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