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サイクル ロードレース コラム 2023年4月22日

【Cycle*2023 リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ ファム:プレビュー】フォレリングが史上2人目のアルデンヌ・ハットトリックに挑む 無双のクラシック女王に誰かがストップをかけるのか!?

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ ファム

上りひとつひとつの距離が長く急勾配も多い

他のアルデンヌ2戦と比較すると、上りひとつひとつの距離が長く、急勾配も多い。それゆえ、登坂区間を過ぎるたびに集団は人数が絞り込まれていく。レーススピードや天候に関係なくサバイバル化していき、フィニッシュまで残り34kmで迎えるコート・ド・ラ・ルドゥートでは戦力の高いチームを中心にサブエースクラスが仕掛けることが想定される。

2年ぶりに採用されるコート・デ・フォルジュでワンパンチあって、最後の難所コート・ド・ラ・ロシュ・オー・フォコンが一番の勝負どころ。この頂上からフィニッシュまでは13.3km。少しばかりの上りと一気にスピードに乗るダウンヒルをこなすと、リエージュの街へ向かう平坦区間となる。この時点で独走する選手が現れているのか、または小集団で最終局面に突入するのかで、フィニッシュ前の状況は大きく変わってくる。ちなみに前回は、アネミエク・ファンフルーテン(モビスター チーム・ウィメン)がコート・ド・ラ・ロシュ・オー・フォコンでのアタックを成功させ、ひとりでフィニッシュに到達している。

今年の焦点は、「誰かフォレリングを止める選手が現れるのか」。前述の通り、アルデンヌ2戦を制しているフォレリングがこの大会でも当然、優勝候補筆頭に挙がる。

このレースの戦い方もすでに熟知している。もっとも、前々回勝っていて、そのときは5人のスプリントを制してのものだった(最終局面ではファンデルブレッヘンがアシストした)。先のアムステルでは独走で、フレーシュでは難所・ユイの壁での圧倒的なプッシュで勝利。レース展開に合わせてあらゆる勝ち方ができるあたり、死角はかなり少ないといえる。

強いて別要素を挙げるとするなら、前回より登坂区間が2カ所増えている点。前記したように男子レースの後半部とほぼ同じルートを走る形になったことで、共通の登坂区間が増加。長い上りや高低の変化がこれまでより多くなったあたりは、フォレリングにとってプラスになるのか、はたまたマイナスとなるのか。アシストにフレーシュでも機能したマーレン・ローセルらが控えていることを思うと、後者はなかなか考えにくい。

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