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サイクル ロードレース コラム 2023年3月4日

【Cycle2023 ティレーノ〜アドリアティコ:プレビュー】イタリア半島横断・春のレースはジロに照準を定めたログリッチが参戦、ファンデルプールとファンアールトの対決やアラフィリップの活躍にも期待

サイクルロードレースレポート by 山口 和幸
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マチュー・ファンデルプール

2021年にファンアールトを制して2勝したファンデルプール

ポガチャルは個人総合のほかに山岳賞と新人賞を獲得。ポイント賞はファンアールト。総合敢闘賞はステージ2勝を挙げたマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス※)だった。※当時のチーム名

春のワンデーレースを狙うパンチャーと、夏場のマイヨ・ジョーヌ獲得を目指すオールラウンダーがそれぞれの思惑をもって混在することもこのレースを面白くさせている。

欧州の冬は日本よりも厳しく、その環境下でオフトレをこなしてきた選手らが自らの成長を試す機会として意気揚々と登場する。「ようやく春が来た」と紺碧に輝く海を見ながらシーズンの本格到来を体感できるに違いない。

2022年はポガチャルがヴィンゲゴーを制して総合優勝したが、勝負どころの第5ステージではステージ優勝のワレン・バルギルから28秒遅れた集団でポガチャル、ヴィンゲゴー、レムコ・エヴェネプール、ジャイ・ヒンドレーが団子状態でゴール。つまり奇しくもその年のグランツール総合優勝者が仲よくフィニッシュラインを通過している。

ティレーノ~アドリアティコはフランスで開催される同規模のステージレース、パリ〜ニースと例年日程がまるかぶりするため、選手はどちらかを選択しなければならない。現在このUCIワールドツアーの2大会どちらにも出場することは不可能なのだが、UCIは4年間かけて重複している主要レースの開催日程を調整し、2026年にワールドツアーシリーズの新日程を確定させる策に乗り出した。将来的には両大会を連覇するなんてオールラウンダーも出現するかもしれない。

その過渡期となる2023年、ツール・ド・フランスのマイヨ・ジョーヌを最大の目標とするヴィンゲゴーとポガチャルはともに、ツール・ド・フランス主催者が運営するパリ〜ニースに参戦することを選んだ。ユンボ・ヴィスマがティレーノ~アドリアティコに起用したのはログリッチとファンアールトだ。

ログリッチは2022パリ〜ニースの総合優勝者だ。しかしその年、4連覇に挑んだブエルタ・ア・エスパーニャの第16ステージで転倒。大ケガを負い、オフシーズンに右肩の手術を受けた。当初は3月20日(月)〜26日(日)のボルタ・ア・カタルーニャ(スペイン)でレース復帰する予定だったが、それを早めてティレーノ~アドリアティコを復帰レースとした。

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