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【Cycle*2023 パリ〜ニース:プレビュー】いきなりクライマックス!パリの表彰台をあらそうヴィンゲゴーとポガチャルがしのぎを削る8日間
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか北からの強風が吹きつける
木曜日はスプリンターの出番。かといって決して単純明快でもない。スタート直後にいきなり3つの山越えが待ち受けてる。山岳ジャージが欲しい脚自慢たちが、次々と飛び出しを試みるはず。しかも南へとほぼ一直線に下る道は、たいてい北からの強風が吹きつけている。スプリンターチームは逃げ制御に大いに苦労させられることになるだろう。
週末に入ると、いよいよ戦いの舞台は南フランスへ。青い空と青い海、ミモザの黄色の鮮やかなコントラストを、ゆっくりと堪能している余裕があるだろうか。なにしろ第6ステージは、お隣イタリアで同時開催中のティレーノ〜アドリアティコのいわゆる「壁ステージ」に対抗したかのような、まさに超激坂ステージ。コース上に散らばる5つの山岳のうち、後半4つは最大勾配が15%から20%。しかも、この日最後の2級峠コル・シュル・ルーの全長1.8kmの坂道は、平均勾配10%・最大19%と飛び切り厳しい。
クイーンステージは、例年通り、最終日前日に組み込まれた。翌日の決戦地ニースから走り出すと、142.8kmの短距離コースで、2つの巨大山岳へと立ち向かう。1つ目は1級トゥレット・デュ・シャトー。平均勾配こそ4.6%と比較的緩やかながら、登坂距離は17.8kmと、今季ここまでのヨーロッパでの戦いで最も長い。一方で2つ目にしてフィニッシュは1級ラ・クイヨール(15.7km、7.1%)で、標高1678mまでよじ登る。ずばりパリ〜ニース史上最高標高地点(使用は2度目)であり、選手たちに、早くも本格山岳用の肉体に仕上がっていることを求めるのだ。
そして最終日は素敵なカオスを。過去10年間で、最終日にパリ〜ニース表彰台の顔ぶれがまるで入れ替わらなかったのは、コロナ禍で途中打ち切りとなった2020年大会と、昨2022年大会のみ。たったの2回だけ。つまりほぼ毎年何かが起こってきた。総合首位の交代劇さえ、この10大会で3回も発生した。
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