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【Cycle*2022 UCI世界選手権大会 男子エリート ロードレース:プレビュー】日の丸を胸に新城幸也も参戦!強者たちが国の誇りを背負ってアルカンシェルを奪い合う
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさかとりあえずワウトとレムコは、誰が自分たちにとって最大のライバルか、という点に関しては少なくとも意見が一致している。チームとして手強いのがフランス代表で、個人として怖いのはマイケル・マシューズ(オーストラリア)とタデイ・ポガチャル(スロベニア)とマチュー・ファンデルプール(オランダ)。
上れるスプリンターとして、地元オーストラリアのエースを引き受けるマシューズは、登坂距離3.1km、平均勾配10%、最大12%の激坂フィニッシュを制した「ツール時よりはるかに調子が良い」と自信をみなぎらせる。残念ながらプリモシュ・ログリッチ(負傷)とマテイ・モホリッチ(病気)を欠くスロベニア代表は、最大8人枠がありながら6人での参戦だが、「金メダルが取りたいな」とポガチャルはいつも通り。また「勝てる自信がなきゃ今大会には来ないさ」と、ファンデルプールは何度も繰り返す。
若手中心に編成された英国チームも頼もしいし、どんなときも自転車大国の誇りにかけて勝負を諦めないイタリアは絶対に侮れない。スプリントにもつれ込んだ場合は、ビニアム・ギルマイ(エリトリア)が、爽やかな衝撃を作り出してしまう可能性も十分にある。
日本からは新城幸也が、ナショナルジャージを身にまとう。今大会にエントリーした男子エリート選手の中では、最多となる、14回目の世界選手権参戦。12年前のオーストラリア・ジーロング大会では、日本男子エリート史上最高位の9位に飛び込んだが、2022年のウロンゴン大会でも、現役日本チャンピオンは堂々たる走りを見せてくれるに違いない。
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世界選手権男子エリートロードレース展望|第6回 別府史之のetape par etape
文:宮本あさか
宮本 あさか
みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。
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