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サイクル ロードレース コラム 2020年5月28日

「仕事がない…コロナ連休と思うようにした!」安田大サーカス 団長 安田は今 困難突破トーク 団長 安田×白戸太朗×平井康翔

J SPORTSプロデューサーコラム by 杉山友輝(J SPORTSプロデューサー)
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団長 安田は「Zwift YouTuber」へ!

新型コロナウイルスがアスリート芸人にもたらした困難とは? トライアスロンで世界を目指す安田大サーカス 団長 安田氏と、プロトライアスリートで都議会議員の白戸太朗氏、オリンピアンの平井康翔氏が、どう困難突破を試みているか? そして「これから」をオンライン上で語り合った。(収録は5月20日に行われました)。


「コロナ連休」と思うようにした!アスリート芸人 団長 安田の今

団長

安田大サーカス:団長

団長:どうも!安田大サーカスの団長 安田です。現職業はZwift YouTuberです!今はお笑いで舞台もロケもないので、毎日Zwift乗ってYouTubeやる、これだけです。
(Zwift:ゲーム形式でのサイクリング&ランニングのトレーニングプログラム。世界中の参加者がヴァーチャルの世界でトレーニングや競争をする)

僕はほとんど仕事がない状況で週に1回か2回あれば良い方。「コロナ自粛」ってみんな言うけど、それがだんだん辛くなってきて、言い方を変えて「コロナ連休真っただ中」と思うことにしたんですよ。
まず一週間は人間ってこんなにも寝れるんだってくらい沢山寝てみたり、家族とこんなに過ごせることもないので、家を充実させるためにベランダにブランコをかけたり、今までやったことのないゲームをやったり、プロテインマイスターの資格を取ったり。勉強が大嫌いで芸人になったところもあるので、今までできなかったことをやれてるとは思いますね。ただ、来月、再来月の給料がどうなるのかを考えると不安ですね。しかも、お金を優遇してくれるようなシステムが沢山ありますよね?僕らは事務所に所属しているので雇用契約とみなされた場合は個人事業主として認められず、お金が出ない可能性もあるんですよ。そんなリアルに辛い部分はありますけど、こんな経験は一生に一度だと思って楽しむようにしてます。こんなにZwiftできることもないですしね。


アスリート×都議会議員の今

白戸太朗/プロトライアスリートやスポーツナビゲーターとしても活躍。現在は東京都議会議員としても活動している

白戸太朗/プロトライアスリートやスポーツナビゲーターとしても活躍。現在は東京都議会議員としても活動している

団長:白戸太朗さんはどんな生活をされていますか?

白戸:3月、4月、5月はちょうどトライアスロンのシーズンが始まるところで、これから練習して大会に出るぞ!と張り切っていたところでレースがなくなったので、鼻をへし折られたような感じではありました。

実は僕らの仕事は3月まで忙しくて、4月、5月は1年の中で唯一時間が出来るので、ここでレースに出るぞ!と思っていたらレースないやんっていうね…。仕事の方もこの状況で忙しくなり、例年と違う生活をしているので、この先どうなっていくのか不安はあります。
今まで30年間トライアスロンをずっとやってきて、その生活がなくなったことに違和感があるんだけども、逆に「泳げるってこんなに素敵なことなんだ」とか「泳げないってこんな残念なことなんだ」って感じてて、今まで普通にしていたことや練習できることの有難さを感じれたのは良かったです。

団長:太朗さんは都議会議員として大変なんじゃないですか?

白戸:大変ですね。今回のことは誰も経験したことがないことなので、正解がわからないんですよ。毎日TVで色んなことをやってますけど、誰も本当のことは分かっていないんですよね。「何をしたら東京都として正しいのか」、「何をしたらこの街がうまくいくのか」、「どうしたら終息させられるのか」、正解が分からず、常に情報がアップデートされていく中で考えていくのは非常に難しいことだけど、ベストを探して対応している状況です。新しい発見もあるぞ!と思わないとやっていられないかなというくらい、毎日バタバタしています。

起業したオリンピアンの今

平井康翔

平井康翔/2012年ロンドン五輪、2016年リオ五輪にオープンウォーター10km種目で出場して、ロンドンでは日本人として初めて同競技に出場して15位、リオは8位。今年の1月に現役引退を表明して、ヘルスケア・ウェルネス事業を立ち上げた。

団長:僕は平井さんに凄く会いたかったんです!J SPORTSのスタッフに平井さんと話したいと伝えて今回この企画でそれが実現したんです。今どういう生活をしていますか。

平井:僕は3月下旬にシドニーに拠点を移す予定だったんですが、出発数日前にオーストラリア政府から入国禁止令が出てしまいシドニーに行けなくなりました。アスリートは引退しましたが、体は鍛えつづけたいと思っているのですが、コロナの影響により東京だとまったく泳げないので、今高知県に来ています。オープンウォーターのトレーニングをする時はウェットスーツを来て仁淀川で泳いで、体を鍛えながら新規事業の仕事もしています。

団長:平井さんは起業されましたよね?もう少し詳しく教えてください。

平井:3月16日に会社を登記して、サービスとプロダクトのローンチを予定していて、その準備をしていました。ローンチ前なので詳細は言えないのですが、BtoC事業で製造者とお客様が直接取引できるビジネスを始める予定です。もうひとつは自分の競技生活の中で、感じたことを活かせるヘルスケア事業を日本だけでなく、世界で展開していきたいと思っています。この2つの事業は今のライフスタイルをさらに豊にできるものになると思うので団長にも太朗さんにも楽しみにしていてほしいです。

団長:起業後すぐにコロナということで困難もありますよね?

平井:まだ生まれてほやほやの会社で、これから仕組化させていくところだったので、今が厳しいということはなくて、既に事業を展開されている方の方が、困難に直面されているのではないかと感じています。

腕立てを毎日500回はやったほうがいい

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団長:トライアスロン的には自転車を鍛えようと思って頑張っていますが、今年は今まで苦手だったスイムが良くなってたんです。平井さん、1カ月以上泳いでないからもうダメになってますよね?

平井:そうですね、ほぼ水の感覚がなくなってますからね。腕立て伏せを毎日500回くらいは、やったほうがいいと思います。僕は毎日300回はやってます。腕立てに対する考え方が変わってきて、歯磨きするのと一緒な感じ。やっぱり引き締まった良い胸筋はいいじゃないですか。それに見た目だけじゃなくて、腕立てって理にかなってて、自重でできる一番理想的なトレーニングだと気が付いたんです。スイムもランもバイクも野球もサッカーにも…、すべてのスポーツに繋がりますね。みんなジムに行きたがるけど、一番原始的でどこでもできると思います。

団長:腕立て伏せで意識しないといけないことってありますか?

平井:ワイドや肘を閉じたり、スライドさせたり、いろいろな腕立てをしますけど、持久系のスポーツをやってる人は300回と決めたら、30回を10セット、レスト30秒でやると、心拍数も良い感じにあがってきて持久力をキープできるようになると思います。

白戸:色々と制限されることも多い中で逆にこの機会だからこそ出来ることを考えていきたいですね。自分がするということよりも、人に聞きたいなと思ってます。団長知ってますか?プロトライアスリートや元トライアスリートたちでFBにハッシュタグ「#triathlonおうちトレ」をつけて、トレーニング動画を流しているんです。プロトライアスリート自身がやっているスペシャルトレーニングがつながっていくとめちゃくちゃ面白い。皆さんそれぞれケガしたり弱いところを強化するためにトレーナーと相談しながら自分なりのトレーニングをやっている。現在30人近くがやってますが、プロの人たちは個人的にこんな工夫をしているんだと分かるページになっているので是非Facebookから「#triathlonおうちトレ」で検索してみてください。


団長 安田は世界を目指す!

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団長:コロナウイルス終息後、ここに注目してほしいことはありますか。

平井:これから展開するサービスやプロダクトに、ローンチした後ですね。それと、今も体を鍛え続けているので、ある日突然違う競技のプロアスリートになっているかもしれないし、2024年の五輪に出ているかもしれないですね。パリ五輪でセーヌ川を10kmの川下りとか面白そうですよね。コロナが終息したら3人で食事をして、一緒に練習しましょう!

白戸:議員として東京五輪に関わっているので、それをどうしていくかが大きなポイント。こういった状況でやるべきなのか、という賛否両論あることは重々承知しています。開催できるかは分からないけども、今までと同じ形をどう再現するかではなく、こういう時代だからこそできる五輪や、発することのできるメッセージがあるはず。そういうものを発信できれば、21年に東京で五輪を開催する意味もあると思います。

団長:終息したら、ずっと取り組んでるトライアスロンのレースで、年代別でポイントを積み重ねて、日本代表になり世界大会にいきたい! 世界大会で結果を出すのは難しいと思うけど、世界大会に一度は行きたい。それがトライアスロンの最大の目標です。
そして、もう一度お笑いもがんばらないといけないと思いました。ZOOMとかで打ち合わせをしながら、新しいユニットなど考えます。皆さんに、新しい団長が見せられたらいいなと思ってます。

白戸:これによって失われたものはものすごく大きいけど、こういうことがあったからこそ発見できたこともあったと言えるように僕らは頑張っていかないといけないですね。

団長:こんな時代だからこそできることや、こんな時代があったからこそ考えるようになったことを拾い集めながら、前に進んでいきたいと思います!また皆さんとオフ会でお会いしたいです!ありがとうございました!


文:J SPORTS 杉山友輝

杉山友輝(J SPORTSプロデューサー)

杉山友輝(J SPORTSプロデューサー)

若手のADを見るとすぐに「メシくってるか?」という昭和臭いプロデューサー。担当競技は卓球・ラリー・ゴルフ。毎日自らで作ったカスピ海ヨーグルトを食べるのが健康法。ニックネームはスギP。

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