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【福岡第一高等学校】開き直ってショットを打ち続けた大黒柱の崎濱秀斗が4Q終盤決めた2本の3Pで劇的な逆転勝利 | 高校バスケ ウインターカップ2023
ウインターカップコラム by 青木 崇崎濱秀斗(福岡第一高等学校)
前半の福岡第一は崎濱秀斗のファウルトラブル、東山の瀬川琉久へのディフェンス対応が機能しない。ハーフタイム直前にスティールから一気のドライブでフィニッシュされるなど、前半だけで22点を奪われた。
3Qになっても東山のゾーンディフェンスにオフェンスが停滞するなど、福岡第一らしい試合ができないまま時間が経過。3分29秒に瀬川が3Pプレーとなるショットを決まったとき、東山のリードはこの試合最大となる18点まで広がった。
しかし、福岡第一がこのまま終わるはずはない。世戸陸翔が得意のフローターとフックショットをペイントで決めて反撃を開始すると、ベンチから出てきた八田滉仁が速攻からのレイアップやセカンド・チャンスから3Pを成功。福岡第一は4Q7分15秒で7点差まで詰めたことで、逆転できる雰囲気が出てきた。
「ディフェンスの圧が一番強いかもしれない。彼が出るとプレスでボールを取れることも多い」と井手口孝コーチが評価する八田は、14点と崎濱がなかなかショットが決められない状況のオフェンスで大きくステップした。
福岡第一のプレス・ディフェンスに対し、瀬川の巧みなボールハンドリングと視野の広さでターンオーバーの連発だけは回避していた東山。しかし、2分45秒に世戸がドライブからレイアップを許した直後、カンダ マビカ サロモンがインバウンドパスのターンオーバーを犯してしまう。そこで得たチャンスで八田のアシストから森田がジャンプショットを決めて、64対70となった2分28秒に東山はタイムアウトをコールする。
しかし、福岡第一が東山のオフェンスを止めると、オフェンスでなかなかリズムに乗れずにいた崎濱は1分57秒にジャンプショットを決めて4点差。瀬川のパスミスで得た次のポゼッションでは、サー シェッハがオフェンシブ・リバウンドを奪うと、崎濱はこの試合で放った10本目の3Pがようやく決まり、1分28秒で69対70と東山を追い詰める。
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