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野球 コラム 2026年11月1日

鈴木誠也、ゴールドグラブ賞の初受賞に期待大

MLBコラム by 山田 結軌
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笑顔で守備練習を終える鈴木

昨季はDHで102試合に出場したカブスの鈴木誠也外野手(32)が、今季は右翼手のゴールドグラブ賞最終候補に入った。広島時代にゴールデン・グラブ賞を5度獲得した守備力が、メジャー5年目で受賞争いにつながっている。

「ナ・リーグのゴールドグラブ賞本命は鈴木誠也」

守備データを提供する『スポーツ・インフォ・ソリューションズ』(SIS)は、10月14日の展望記事で右翼手部門の鈴木を推した。守備を専門とする側からも、評価を得ている。

根拠となる数字が、SISの算出する『DRS』だ。平均的な同ポジションの選手と比べ、守備によって何点分の失点を防いだかを推定する。鈴木は+14でナ・リーグ右翼手トップ。最終候補に並ぶダイヤモンドバックスのコービン・キャロル外野手(26)は+12だった。

鈴木の強みは、守備範囲と送球の両立にある。スタットキャストの『OAA』は、打球の難易度を考慮して平均より何個多くアウトを増やしたかを示し、今季は自己最高の+5。2022年は-3、2023年は+1、2024年は-3、2025年は0だった。右翼での守備イニングも、昨季の282回から今季は972回2/3へ増えた。

送球による得点価値も+4。補殺だけでなく、走者の進塁を抑えた効果を含む評価だ。キャロルはOAA+10と広い守備範囲を誇る一方、送球は-6。守備全体を得点換算する『FRV』(フィールディング・ラン・バリュー)では鈴木が+7、キャロルが+4で、鈴木には総合力で勝負できる材料がある。

キャッチボールをする鈴木

ただし、受賞者はデータの単純な順位で決まらない。選考の約75%を監督・コーチの投票、約25%を複数の守備指標を組み合わせた『SABR Defensive Index』(SDI)が占める。8月9日までのSDIはキャロル10.9、鈴木6.8。最終値は受賞者の発表後に公表される予定で、送球に秀でるメッツのカーソン・ベンジ外野手(23)も候補に入っている。

受賞すれば、日本選手では2010年のイチロー氏(53)以来16年ぶり2人目となる。候補3人の誰が選ばれても初受賞だ。

『ESPN』の発表特番は米東部時間11月1日午後8時30分(日本時間11月2日午前10時30分)から。昨季のDH中心の起用から、今季は右翼で111試合に出場した。誠也が右翼部門の最有力候補だ。

文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。

X(旧:Twitter)
@YamadaMLB

Instagram
yukiyamada_mlb

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