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野球 コラム 2026年10月15日

大谷翔平、不振と向き合い反撃の第3戦へ

MLBコラム by 山田 結軌
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大谷翔平(ドジャース)

ワールドシリーズ3連覇へ、最初の難関を迎えている。ブレーブスとの地区シリーズを3勝1敗で突破したが、ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズは敵地で2連敗。

10月11日(日本時間12日)の第1戦は1-2、12日(同13日)の第2戦も4-7で落とし、本拠地に戻る14日(同15日)の第3戦は反撃への重要な一戦となる。

ポストシーズン リーグチャンピオンシップシリーズ

打線の中心を担ってきた大谷翔平(32)が苦しんでいる。今ポストシーズン6試合で20打数3安打、打率.150、7三振。長打も打点もない。

8月18日(同19日)を最後に本塁打から遠ざかり、110打席連続の本塁打なしは自己ワーストだ。直近35試合の打率.197で強い打球も打てていない。リーグ優勝決定シリーズでは打球速度95マイル(約153キロ)以上の強い打球はない。

右上腕二頭筋と左膝に負傷を抱え、9月には負傷者リスト入り。復帰後は従来の1番から2番へ移り、地区シリーズ第3戦で5番、第4戦で4番、リーグ優勝決定シリーズ第2戦でも4番を打った。しかし第2戦は4打数無安打、2三振。打順変更も復調には結びついていない。

米メディアでは第3戦でスタメンを外れる可能性も報じられた。13日(同14日)、デーブ・ロバーツ監督(54)は大谷と面談し、先発出場の継続を明言。打順については2~6番の間で検討していたが、第3戦では、6番・指名打者(DH)で先発出場することが決まった。

同日の公式会見で、不振の理由を問われた大谷は、自身に厳しい言葉を向けた。負傷がどれくらいスイングに影響したのか。負傷箇所が回復しているのになぜ成績が向上しないのか、と。

「なぜって言われると実力だからっていうしかないとは思う」

長く痛みを抱えてプレーした影響で動きに癖がついた可能性にも触れたが、打てない原因を負傷のせいにはしない。「実力」の言葉にすべての意味を込めた。体調が万全ではなくても、それも含めてシーズンを通してコンディションを管理し、結果を出す。それがスタメンを張る主力打者のミッションだ。

昨季の同カードでは、第4戦で3本塁打を放ち、投手としても10三振を奪った。昨年の圧倒的な活躍とは対照的な現状。それでも短期決戦での貢献は本塁打だけではない。第2戦ではバントの構えで出塁を試み、打撃不振でも出塁できる手段を探った。

「いつ何が起きてもいいような準備をまずはしたいなと思っています」

苦境を受け止めながら、地元ロサンゼルスで反撃への一歩を踏み出そうとしている。

文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。

X(旧:Twitter)
@YamadaMLB

Instagram
yukiyamada_mlb

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