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野球 コラム 2026年10月14日

大谷翔平、深刻な打撃不振も第3戦はスタメン。復調の鍵は「タイミングのずれ」。ナ・リーグ チャンピオンシップシリーズ

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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大谷翔平(ドジャース)

深刻な打撃不振が続き、スタメン落ちの可能性まで指摘されていたドジャースの大谷翔平。

しかし、本拠地『ドジャー・スタジアム』で現地10月14日(日本時間15日)に行われる『ナショナルリーグ チャンピオンシップシリーズ(NLCS)』第3戦では、スタメンに名を連ねる見通しとなった。

ポストシーズン リーグチャンピオンシップシリーズ

『MLB.com』は現地10月13日付で、「出場に『強い意欲』を示したオオタニはNLCS第3戦でスタメン入りへ」と題した記事を掲載。NLCSで0勝2敗と追い込まれたドジャースが、第3戦で大谷をスタメンから外すことも検討していたと報じた。

しかし、同記事はデーブ・ロバーツ監督が現地10月13日の午後、『ドジャー・スタジアム』で語った内容を紹介。大谷がプレーできる状態にあると「強く主張した」ことを明かし、指揮官の次のコメントを掲載している。

「彼は打撃のメカニズムに関して、何かをつかみかけているという強い確信を持っていた。チームの力になれると強く主張していたし、試合に勝つための貢献ができる状態にあると言っていた。私としては、その言葉を聞くだけで十分だった」。大谷自身の意志が、スタメン起用の判断を後押しした形だ。

一方、『MLB.com』は同日付の別記事で、大谷が陥っている深刻な不振の原因を分析した。現在の大谷について、「9月の三振率とチェイスレート(ボール球をスイングする割合)が自己ワーストに近く、芯で捉える確率もここ数年で最低水準にある」と指摘している。

さらに記事では、「万全の状態からは程遠いことは明らかであり、もし後になって、身体的な不調で本来の力を発揮できないにもかかわらず、チームのために無理をして出場し続けていたことが判明したとしても、誰も驚きはしないだろう」と伝え、コンディションへの懸念を示した。

その上で、不振の最大の要因として挙げたのが「タイミングのずれ」だ。球速95マイル(152.9キロ)以上の投球に対する成績を比較すると、最後に本塁打を放った8月18日までの打率は.280、長打率は.441。しかし、8月19日以降はポストシーズンを含め、打率.036、長打率.071まで落ち込んでいる。ただし、10月のスイングスピード自体は今季で最も速い水準にあるという。

一方、記事は過去24か月の月間データを比較し、2026年10月の大谷がアタックアングル(バットの進入角度)やアタックディレクション(バットの進入方向)など、複数の指標で最低水準にあると説明した。

加えて、インターセプトポイント(バットがボールを捉える位置)も24か月分のデータで最低水準にあり、フォーシームとシンカーに対するレイトスイング率(振り遅れ率)も37%と月別では自己ワーストを記録している。

これらのデータから、打撃のタイミングが大きくずれており、「現在、スイングの調子が著しく狂っている」と分析している。

そして記事は、大谷の不振が「ドジャースが下すべき重要な決断へとつながる」と指摘。「この問題は今後1、2日の懸命な調整で解決できるものなのか、それともオフシーズンまで解消できない身体的な制約を抱えているのか」を見定める必要があると論じた。

その上で、「その答え次第で、ドジャースが3連覇を懸けて戦うことになるのか、それともミルウォーキーが初のワールドシリーズ制覇を目指す姿を、ただ見守ることになるのかが決まるかもしれない」と結論づけており、短期間での修正がチームの行方を左右する可能性がある。

これまで不可能とされてきたことをことごとく実現してきた大谷。果たして、今回の試練を短期間で乗り越えることはできるのだろうか。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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