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野球 コラム 2026年10月13日

村上宗隆、悔しさと感謝を胸に勝負のFAイヤーへ

MLBコラム by 山田 結軌
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バットを構える村上

村上宗隆(26)がメジャー1年目を終えて何度も口にした言葉が「感謝」だった。

10月10日(日本時間11日)、クリーブランドで行われた地区シリーズ第5戦でホワイトソックスはガーディアンズに0-2で敗れ、2勝3敗で敗退。悔しさが残る結末でも、初めて過ごしたシカゴへの思いは揺らがなかった。

「温かく迎えていただいて、すごく1年目ながらもプレーしやすかったですし、ここが自分のホームのような気持ちにもなれたので、本当に感謝しかないですね」

ポストシーズン リーグチャンピオンシップシリーズ

「4番・一塁」で先発し、4打数無安打、4三振。2点を追う6回2死満塁では空振り三振に倒れた。地区シリーズ第1戦では先制&決勝2ラン、第2戦でも適時打を放った一方、決戦の一戦では勝敗を動かす一打を残せなかった。

レギュラーシーズンは127試合で打率.207、35本塁打、77打点。負傷離脱を経験し、長い不振にも直面した。それでも日々、丁寧に準備を続け、初めて経験するメジャーの環境に適応してきた。

「毎日しっかり準備して試合に挑めば、ある程度の結果は残せるなっていうふうには思ってます。これを続けることが一番、野球選手として大変なので。また来年どうするか、シーズンオフをしっかり過ごしてトレーニングしてがんばりたい」

シーズン終盤にはポストシーズン争いを経験し、地区シリーズでは勝てばリーグ優勝決定シリーズ進出という第5戦まで戦った。日本で8年間プレーした村上にとっても、初めて得る経験が続いた1年だった。

練習中の村上

「僕がスプリングトレーニングから入ってきた時からすごく温かく迎えてくれましたし、こうやってチーム一丸となって戦えたのもチームメートのおかげです。家族のような存在なので、本当にすごく感謝しています」

村上は来季へ向け、高めのフォーシームへの対応、低めの変化球の見極め、そして負傷せずに戦い続ける準備を課題に挙げた。

「まだまだ高めの真っすぐだったり、低めの変化球の見極めだったりとか、レベルアップするところはあると思うので、全てにおいてレベルアップしたい」

メジャー1年目の日本選手として歴代最多の35本塁打を記録しても、満足はしていない。2027年は2年契約の2年目。チームの勝利を目指しながら、フリーエージェントになる自身の価値を高める戦いが待つ。

文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。

X(旧:Twitter)
@YamadaMLB

Instagram
yukiyamada_mlb

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