【ハイライト動画あり】明治安田、終盤の猛攻で前回準優勝のヤマハにコールド勝ち。都市対抗野球大会

明治安田 vs. ヤマハ

7月19日（金）に開幕した「第95回都市対抗野球大会」は、20日（土）の大会2日目から連日、1日3試合が行われる。第1試合は昨年準優勝のヤマハ（浜松市／東海第1代表）が、2年連続8回目出場の明治安田（東京都／東京第2代表）と対戦した。

ヤマハは2回に相羽寛太の犠牲フライで先制。ヤマハ先発の佐藤廉は4回まで毎回得点圏に走者を許しながら無失点に抑えたが、5回裏にHondaからの補強選手である鈴木薫に、大会1号となるソロ本塁打を打たれて試合は振り出しに戻った。

同点のまま迎えた7回裏、明治安田は継投に入ったヤマハのリリーフ陣からビッグイニングを作った。2本の安打と犠打で一死1・3塁のチャンスをつくり、新城拓がスクイズを決めて勝ち越し。さらに福岡高輝のタイムリーの後、満塁の場面で代打の永広知紀が、右中間を破る走者一層のタイムリー二塁打で一挙5点を奪ってヤマハを突き放した。

ヤマハは直後の8回表に無死から連打で反撃の姿勢を見せたが、4番・大本拓海が併殺打に倒れて得点を奪えなかった。勢いに乗る明治安田は、8回裏に3連打で満塁として押し出し四球の後、セガサミーからの補強選手である中川知裕がグランドスラムを放って8回コールドでの決着となった。

明治安田の先発・東野龍二は8安打を打たれたが、1失点で完投勝利を挙げた。前回準優勝から34年ぶりの頂点を目指したヤマハは、継投が裏目に出てまさかのコールド負けとなった。

◆試合結果
ヤマハ　｜0 1 0 0 0 0 0 0 ｜ 1
明治安田｜0 0 0 0 1 0 5 5X｜11

◆投手
・ヤマハ　：佐藤廉、九谷青孝、井村勇介、沢山優介、近藤卓也
・明治安田：東野龍二

◆本塁打
・明治安田：鈴木薫（5回ソロ）、中川智裕（8回満塁）

文：大久保泰伸