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野球 コラム 2024年6月18日

全日本大学野球選手権で活躍したプロ注目の選手たち

野球好きコラム by 大島 和人
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第73回 全日本大学野球選手権大会 決勝

【ハイライト動画】早稲田大学vs.東日本国際大学|青学、接戦を制し連覇達成

投手でもう1人評価を上げたのが、中京大学(愛知大学野球連盟)の右腕・高木快大(3年)だ。春季リーグ戦の名城大学戦で完全試合を達成するなど、既に名は伝わっていたが、大学選手権で評価を確立したと言っていい。

高木は1回戦で日本文理大学を完封。中2日の青山学院戦は8回に崩れて降板したが、7回0/3で10奪三振を記録するなど優勝校に渡り合っていた。速球の球速が140キロ台中盤と今の大学生としては、そこまで「速い」部類には入らない。しかし、上下の角度や「伸び」のある球質で、打者に面白いようにフライを打ち上げさせていた。そこは他の投手にない個性だろう。

天理大学(阪神大学野球連盟)は1回戦、2回戦をコールドで勝利するなど、強烈な打撃が印象的だった。4番・ライトの石飛智洋(4年)は1回戦と2回戦で「7打席連続安打」を記録し、そのうち4本は2塁打。準決勝進出に大きく貢献し、「特別賞」に輝いている。

山縣、藤井、高木、石飛の4選手はチームのベスト4入りに貢献しつつ、「個」としても際立っていた。実際に大学選手権の活躍を受けて、侍ジャパン大学代表の平塚合宿に追加招集されている。

侍ジャパン大学代表に招集はされていないが、インパクトの面で強烈だったのが東海大学九州キャンパス(九州地区大学野球連盟 南部)の右腕・廣池康志郎(4年)だ。185センチ・85キロの大型で四肢の柔軟性、身体能力も明らか。分かりやすく「ポテンシャルのある」大器だった。

春のリーグ戦は体調不良の影響で「1回1/3」しか登板していない。しかし大学選手権の1回戦で先発し、最速151キロの速球を投げ込んでいた。中部学院大学(東海地区大学野球連盟)を相手に5回2失点で降板し、結果としては負け投手になったが、フォームとボールで我々を魅了した。

文:大島和人

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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