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中京大学vs.日本文理大学
今年も初夏の風物詩、全日本大学野球選手権大会が開幕。厚い雲に覆われた神宮球場での第2試合では、6年ぶり20回目の出場となる中京大学(愛知大学野球連盟)と、3大会連続12回目の出場となる日本文理大学(九州地区大学野球連盟北部)が対戦。
中京大は初回、日本文理大先発の新里勇人(3年/宮古)に対し、単打と犠打、そして進塁打と四球により二死1・3塁のチャンスを作るも、5番・川瀬譲二が投ゴロに倒れ、先制の好機を逸する。しかし、中京大はリーグ戦で59年ぶり3人目の完全試合を達成した先発の高木快大(3年/栄徳)が相手打線を三者凡退に抑える立ち上がりを見せ、試合の流れを作る。
主導権を握りたい中京大は2回、二死ながら1・2塁と再び得点圏に走者を出すも、1番・加藤麗桜(3年/新潟明訓)が中飛に倒れ、初回から連続して二者残塁でイニングを終え、試合はその後も新里の粘投vs.高木の快投という構図のまま、スコアレスで中盤へ。
試合の均衡が崩れたのは5回。積極的な継投を特徴とする日本文理大は、この回から2番手の加峰美波(2年/柳川)をマウンドへ送る。これに対し中京大は、二死1塁から3番・秋山俊(3年/仙台育英)が一塁線を破る適時二塁打を放って一気に走者を生還させ、待望の先制点を挙げる。
快投を続ける高木は、5回二死から四球でこの試合初めて走者を出すも、後続はしっかりと打ち取り、無安打ピッチングを継続。主導権を握った中京大は6回、二死3塁から8番・金沢玲哉(1年/京都国際)の適時打で追加点を奪い、リードを2点に広げる。
反撃したい日本文理大は6回、二死から失策とこの試合初安打で1・2塁と、初めて得点圏に走者を進めるも、後続が内野ゴロに倒れ、少ないチャンスを活かせずに終わる。
すると8回、中京大は二死1・3塁から1番の加藤がセンターオーバーの適時二塁打を放ち、4-0とリードを広げる。投げては、先発の高木が9回141球を投げ抜き、3安打無失点の完封ピッチングでチームの初戦突破に華を添えた。
◆試合結果
中京大学|0 0 0 0 1 1 0 2 0|4
日本文理|0 0 0 0 0 0 0 0 0|0
◆投手
中京大学:高木
日本文理:新里、加峰、下堂翔史(4年/開新)、永谷魁人(3年/城北)
第73回 全日本大学野球選手権大会 1回戦 ~神宮球場~
【ハイライト】中京大学 vs. 日本文理大学|『完全試合男』中京大学の高木快大が3安打完封
J SPORTS 編集部
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