人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

野球 コラム 2024年4月17日

【横浜好き】ベイスターズの1週間を振り返る。主力の故障と期待の若手の乱調、一方でルーキーが存在感

野球好きコラム by 大久保泰伸
  • Line

初の一軍マウンドでは、初球の外角への146キロのストレート(ファール)から、最後は117キロのカーブで先頭打者の三好大倫を見逃し三振と順調な滑り出しだったが、続く田中幹也にはボールが先行して四球。高橋周平のセカンドゴロでダブルプレーが成立したと思われたが、リプレー検証で判定が覆って一塁がセーフになり、中田翔にも四球の後、細川成也のタイムリーで先制点を許した。

続く、2回も先頭の木下拓哉に安打を打たれ、村松開人、松葉貴大のバントがいずれも内野安打で満塁となり、高橋周のタイムリーなどで2失点、3回には投手の松葉にタイムリーを打たれて降板となった。プロ初黒星を「攻めの投球ができなかった」と反省した小園は翌日に登録抹消。バッテリーを組んだ松尾も14日にファームで打撃好調の戸柱恭孝と入れ替えで出場選手登録を外れた。

◆ドラ4ルーキー石上泰輝、攻守で存在感

今季の新人は度会隆輝ばかりに注目が集まるが、東洋大学からドラフト4位入団の石上泰輝も8番・ショートで開幕スタメンを勝ち取り、ここまでレギュラーポジションを確保している。

12日のヤクルト戦は無安打に終わったが、内野ゴロの走者入れ替わりで出塁した3回に、プロ初盗塁を決め、佐野恵太のタイムリーで先制点となるホームを踏んだ。翌日は第1打席で先制タイムリーを放ち、第2打席もチャンスを広げる二塁打で自身2度目となるマルチ安打を記録した。課題と言われた遊撃守備でも三遊間の深い位置の打球で好プレーを見せるなど、熾烈な遊撃手争いで一歩リードしている。

◆今週の度会隆輝(4月9~14日)

チーム防御率1点台と12球団最強の投手陣を誇る中日相手に、9日は全て凡打で4打席無安打。続く、10日も第1・2打席と凡退したが、6回の第3打席に中日先発・松葉から四球で出塁すると、続く8回の第4打席では左腕の齋藤綱記からセンターへ、自身8打席ぶりとなる安打を放った。

カードが変わって12日からの東京ヤクルト戦では、初戦から二塁打、安打、安打と3安打猛打賞の活躍。4回には決勝打となる勝ち越しタイムリーを放った。守備でも見事なダイビングキャッチを披露し、開幕戦以来となったお立ち台では、すっかりお馴染みとなった「最高でーす」を連呼した。

13・14日はいずれも第1打席で安打を放ったが、5打数1安打、3打数1安打(1四球)で、打率.263と先週終了時から数字を上げた(成績は全て4月15日現在)。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
野球を応援しよう!

野球の放送・配信ページへ