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野球 コラム 2024年1月11日

【広島好き】これまでにFA移籍の人的補償でカープに来た3選手を振り返る

野球好きコラム by 大久保泰伸
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マツダスタジアムが開業した2009年にはキャリアハイの137試合に出場し、翌2010年には今や伝説となっている『スパイダーマンキャッチ』を披露するなど、守備と足で魅せる選手として活躍しました。

2013年オフに巨人から移籍した一岡(現球団アナリスト)は、大竹寛の補償選手でした。2011年ドラフト3位で巨人に入団した一岡は、コンピューターの専門学校出身という異色の経歴で、現職にもつながっています。

ルーキーイヤーからイースタン・リーグで6月月間MVPに輝くなど、実戦派右腕で一軍でも4試合に登板。2012年も二軍で抑えとして15セーブ、防御率1.10と好成績を残し、一軍でも9試合に登板して、オフにはプエルトリコのウインターリーグに派遣されるなど、ブレイク寸前のリリーバーでした。

カープでは移籍1年目の2014年に自身初の開幕一軍入りを果たし、最初の登板でプロ初ホールド、13試合目の登板でプロ初勝利を記録。4月中旬から5月末にかけて14試合連続無失点を続けるなど、セットアッパーに定着して最終的には31試合登板で2勝0敗2セーブ、16ホールド、防御率0.58という好成績を残しました。

もう1人、2018年オフに丸佳浩の補償選手として移籍した長野久義は、プロ10年目迎えるベテランで、首位打者1回、最多安打1回の実績を誇る超一流の選手と、カープとしては、珍しいチョイスと言えるものでした。

移籍前の2018年は116試合とプロ最少の試合数で、自身初の規定打席に届かないシーズンで、打率.290、13本塁打、52打点の数字はともかく、経験値なども含めて丸の穴埋めを期待されていました。

しかし、移籍1年目の2019年は出場機会が限定されたこともあり、なかなか調子も上がらず、71試合の出場にとどまり、打率.250、5本塁打、20打点とプロ入り後初めて出場数が100試合に届かず、本塁打も2ケタに届きませんでした。

その後も4年間の在籍で一度も100試合以上に出場したシーズンはなく、昨季から古巣の巨人に復帰しましたが、その人柄や真摯な姿勢など、カープファンの心に残る存在だったと言えるでしょう。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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