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一方、こちらも引き続きマウンドに上がった根本は、3番から始まるカープ打線に対し、2者連続内野ゴロで簡単に二死を奪うと、途中出場の高木翔斗にはフルカウントから変化球で空振り三振を奪い、侍ジャパンとしては広島を初回以来の三者凡退に抑える。
するとその裏、侍ジャパンは一死から3番・森下が、代わってマウンドに上がった小林樹斗から左中間スタンド奥の林へ消えるノーダウターのソロ本塁打を放ち、1点差に詰め寄ると、二死から小園にも二塁打が出て同点機を迎える。
ここで打席に入った6番・万波が詰まりながらもレフト前へ運んで二塁走者を生還させ、同点とすると、先制の打点を挙げた坂倉も連続適時打で続き、一気に試合をひっくり返す。
1点をリードして終盤を迎えた侍ジャパンは、ここで本番でもブルペンから深いイニングでの起用が見込まれる佐藤隼輔(西武)をマウンドへ送る。佐藤は危なげないマウンドさばきを見せ、広島打線を三者凡退に討ち取る。
勢いに乗る侍ジャパンは7回、この回先頭で打席に立った途中出場の秋広優人(巨人)がレフトオーバーの二塁打で、好機を作り出すと、二死三塁となったところで、好調の3番・森下が三遊間を破る適時打を放ち、チームに追加点をもたらす。
2点差とした侍ジャパンは、清水達也(中日)を8回のマウンドへ送る。清水は不運もあり、無死1・2塁のピンチを迎えるも、林を注文通りの併殺打に討ち取ると、4番・末包を遊ゴロで退け、上位打線相手に無失点として役目をきっちりと果たす。
この後、侍ジャパンは8回の攻撃で、満塁から暴投で1点を追加すると、最終回はオーバーエイジ枠選出の田口麗斗(東京ヤクルト)がマウンドへ。本大会ではクローザーの役割が期待される左腕は、9回を無失点で締め、侍ジャパンが6-3の勝利を飾った。
◆練習試合の結果(9回裏まで実施)
広 島|0 0 1 1 1 0 0 0 0|3
日 本|0 1 0 0 0 3 1 1 0|6
◆アジアプロ野球チャンピオンシップ 試合日程
・11月16日(木)12:00 韓国 vs. オーストラリア
・11月16日(木)19:00 チャイニーズ・タイペイ vs. 日本
・11月17日(金)12:00 オーストラリア vs. チャイニーズ・タイペイ
・11月17日(金)19:00 日本 vs. 韓国
・11月18日(土)12:00 オーストラリア vs. 日本
・11月18日(土)19:00 韓国 vs. チャイニーズ・タイペイ
・11月19日(日)11:00 3位決定戦
・11月19日(日)18:00 決勝戦
J SPORTS 編集部
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