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野球 コラム 2023年10月23日

3勝3敗で迎えた「外弁慶シリーズ」。「勝者総取り」の第7戦に勝つのはホームのアストロズか、ビジターのレンジャーズか。ア・リーグ チャンピオンシップシリーズ

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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アストロズvs.レンジャーズは最終戦へ

これまでお互いに敵地で全勝して3勝3敗という「外弁慶シリーズ」となったアメリカンリーグ チャンピオンシップシリーズは、ヒューストンの『ミニッツ・メイド・パーク」で「勝者総取り」と称される運命の第7戦を迎えることとなった。

◆第6戦の試合結果
レンジャーズ|0 1 0 2 0 0 0 1 5|9
アストロズ |1 0 0 0 0 1 0 0 0|2

シリーズの流れから考えると、敵地で戦うレンジャーズが有利のように思えるが、先発マッチアップを鑑みると、同じ対戦となった第3戦では、アストロズのクリスティアン・ハビアーが、レンジャーズのマックス・シャーザーに投げ勝っているだけに、アストロズに分があるようにも見える。

しかし、アストロズは全く同じ外弁慶シリーズとなった2019年ワールドシリーズにおいて、本拠地での第7戦でナショナルズに敗れて世界一を逃しており、しかもその試合で対峙した先発投手は奇しくもシャーザーその人だったのである。

歴史は往々にして繰り返すものであり、今季のアストロズのホームでの脆弱さ(レギュラーシーズン39勝42敗、ポストシーズン1勝4敗)を加味すると、やはり勝利の女神はブルース・ボウチー監督のチームに微笑む確率が高いような気がする。

なお、『MLB.com』はこの第7戦のみどころ記事の中で、「今回はシャーザーにとって、ポストシーズンの勝者総取りとなる試合で、5度目の先発登板となり、これはロジャー・クレメンスと、ゲリット・コールに並ぶ史上最多タイ記録となる」と伝えた。

さらに「これまで勝者総取りの試合でシャーザーが投げたチームは3回勝っており、これはロジャー・クレメンス、チャーリー・モートン、そしてブレット・セイバーヘイゲンと並ぶ史上最多タイ記録となっている」との情報を掲載した。

この試合、そしてシリーズの行方は、抜群の安定感を維持するハビアーの大崩れは予想し難いだけに、結局のところバウンスバックを期してマウンドに上がるシャーザー次第ということなのだろう。

ちなみに、『MLB.com』は別に掲載した3人の記者による予想記事の中で、「シャーザーはいくつアウトを記録できるか?」という興味深い項目を設けており、ともにレンジャーズの勝利を予想するマイク・ペトリエッロ記者とデビッド・アドラー記者は、それぞれ「13」と「18」。

1人、アストロズの勝利を予想するマニー・ランダワ記者は「7」アウトと予想している。ざっくり要約すると、シャーザーが5回まで投げればレンジャーズの勝利する可能性が高まり、4回以下で降板すると、レンジャーズの旗色は悪くなるという見立てになる。

確かにシャーザーのパフォーマンスが勝敗に大きく関わってくるのは間違いないところだが、仮に歴史が繰り返されるとしたら、第6戦の9回表に、アーリントンで新たな因縁を生んだアドリス・ガルシアが満塁弾を放って大差をつけたことが、大きな意味を持つようになるかもしれない。

これで8回に登板していたレンジャーズ守護神のホセ・レクレルクが、回またぎで続投する必要がなくなり、ホセ・アルトゥーベに逆転3ランを浴びた第5戦からのバウンスバックを果たしたことで、心身ともにほぼ万全の状態で第7戦を迎えられるからだ。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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