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野球 コラム 2023年10月20日

レンジャーズ、アストロズに連敗で2勝2敗のタイに。尻ポケットの手袋が流れを変える。ア・リーグ チャンピオンシップシリーズ

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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スコアを3-7として迎えた5回裏、レンジャーズは先頭打者からの連打で無死1・2塁という場面を作ると、前の打席で同点本塁打を打ったコリー・シーガーが打席に入った。ここでシーガーは、抜ければ長打というハードヒットのライナーを一塁線へ飛ばすも、これをホセ・アブレイユがキャッチ。

既に2塁方向へ飛び出していた一塁走者のマーカス・セミエンがヘッドスライディングで帰塁すると、アブレイユのタグを掻い潜る形でギリギリセーフとなり、併殺プレーは免れたかに見えた。

しかし、アストロズのチャレンジにより、このプレーがスロー再生されると、アブレイユのグラブの先っぽがセミエンのお尻のポケットから出ていたバッティンググローブの指の部分に触れていることが判明し、反対は覆って併殺プレーが成立したのである。

今となっては、仮にセミエンがバッティンググローブをポケットに突っ込んでおらず(よく見ると、丁寧にしまわれてはいたが)、アブレイユのタッチが空を切り、一死1・2塁になっていたからといって、その後、レンジャーズに得点が入ったかどうかを論じても意味はないわけだが、この併殺プレーがホームチームの反撃ムードに水を差すことになったのは誰の目にも明らかだった。

現在MLBでは、1点を、1アウトを、そしてその先にある1勝を得るべく、セイバーメトリクスといったデータや、スタットキャストといったテクノロジーを駆使し、デジタルドメインをフル活用しているにも関わらず、お尻のポケットに突っ込んだ手袋という、かなりアナログな部分が、そのイニングの流れを変えてしまうプレーにつながるのだから、ゲームは面白いものである。

第5戦以降、レンジャーズの選手が出塁した際は、ポケットの取り扱いに注目したいところだ。何しろ、そこへ何かを入れておくと、与えなくても良いアウトを敵方に献上するリスクがあるというデータが新たにインプットされたのだから。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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