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野球 コラム 2023年9月12日

【横浜好き】先週は3勝3敗。クライマックスシリーズ進出へ予断を許さない戦いが続く。『週刊ベイスターズいいとこどり』

野球好きコラム by 大久保泰伸
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直接対決3連敗なら、2位浮上が厳しくなる7日の試合で、崖っぷちのチームを救ったのが今季絶好調の東克樹。9回116球を投げ切り、1失点完投勝利で自身9連勝となる今季13勝目を挙げた。打線では桑原が2打席連続本塁打で勝利に貢献した。

8月のセ・リーグ月間MVPに投手部門でバウアー、打撃部門で牧とダブル受賞が決定。その朗報を受けて、日本一となった1998年の復刻ユニフォームで挑んだ東京ヤクルトとの3連戦では、8日の初戦にいぶし銀のベテランが持ち味の勝負強さを発揮した。

2番・サードでスタメン出場した知野直人が、9月3日の代打満塁本塁打から自身2打席連続となる2号ソロで先制すると、投げては先発の平良拳太郎が7回無失点の好投。2番手のウェンデルケンが、守備の乱れから同点に追い付かれて平良に勝ちは付かなかったが、延長10回に大和が、今季途中にトレード移籍した阪口皓亮から1死満塁の場面で自身6度目となるサヨナラ打を放って劇的勝利となった。

9日は先発の石田健大が5回途中6失点と乱調で、後を継いだ投手も失点を重ねて大量13失点。打線は山本祐大のタイムリーが唯一の得点で、今季ハマスタでのデーゲームで初黒星となった。10日は1-1の同点で迎えた5回に、先発投手の濱口遥大の安打から佐野、牧、宮崎敏郎のクリーンアップ3人が3連続タイムリーで一挙5点のビッグイニング。濱口は8回途中2失点の好投で今季3勝目をマークした。

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週間成績を見ると野手は牧(週間打率.231)、宮崎(同.200)、ソトと関根大気は同.000と主力選手が低調な中、佐野が同.391、同OPS1.114をマーク。桑原は同.125でしたが、3本塁打で6打点を記録しています。

投手は先発投手で勝利投手になったのが東と濱口の両左腕。リリーフ陣では、ウェンデルケン(週間防御率7.36、4試合)、森原康平(同3.86、3試合)、山崎(同13.50、1試合)と主力に失点が目立つ中、伊勢大夢と上茶谷大河が2試合無失点で、上茶谷は勝利投手にもなっています。

MVPは、野手が高い数字を残した佐野を抑えて、4試合出場ながらサヨナラ打など印象的な活躍をし、数字的にも週間打率.455、OPS.993をマークした大和を選出。投手は、三浦大輔監督に並ぶ自身9連勝を記録し、最多勝争いを独走する東が妥当なところかもしれませんが、8月10日の今季初勝利から3勝1敗と結果を残し、残り試合での登板で全勝を期待したい濱口を抜擢したいと思います。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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