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野球 コラム 2023年8月22日

MOBYのMLB取材ノート 〜8月の現状 ア・リーグ篇~

野球好きコラム by オカモト"MOBY"タクヤ (SCOOBIE DO)
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吉田正尚選手(ボストン・レッドソックス)/Photo by Mitchell Leff/Getty Images

2023年のMLBレギュラーシーズンも、残すところ各チーム40試合を切ってきました。8月1日のトレード・デッドラインを経て、ポストシーズン出場への争いがますます激しくなるシーズン終盤に向けて、8月の現状、今度はア・リーグを今一度おさらいしてみましょう。(記録は全て現地8月20日現在)

【東地区】

今季から同地区対決が減り、29チーム全てと対戦する日程になった影響からか、この地区は全チームが5割以上、レベルの高さが勝率にも表れていましたが、今季いまひとつ調子が上がって来なかったヤンキースが8月16日に借金生活へ突入。そのまま8月20日には1995年8月以来の8連敗を喫し、31年振りとなるシーズン負け越しが現実味を帯びてきました。またもし現在4位のレッドソックスと共に、この2チームで地区最下位と下から2番目でシーズンを終了することになれば、MLB史上初とのこと。とはいえ、まだまだ先が読めない出来事が起こりまくっている東地区をおさらいしましょう。

先ずは7月20日に地区首位に躍り出たオリオールズは、今年のデッドラインの口火を切った藤浪晋太郎の獲得、そして先発右腕ジャック・フラハティを獲得しました。チーム打撃成績は打点がMLB7位に位置する以外は主要部門で全て中位、チーム防御率も先発16位、リリーフは7位、投手全体で14位。投打共に傑出した成績がないのですが、例えば勝率.500以上の相手に今季40勝30敗、勝率.571はア・リーグ1位。また中立的な場面に比べ、試合に於けるハイ・レバレッジ(=重要な場面)で良い成績を残したか、悪い成績を残したかを表す数値「Clutch」(平均が0.00)では、打撃部門で2位ダイヤモンドバックス3.92を大きく凌ぐ1位7.04、そして投手部門でも1位の6.60。つまり打線はチャンスをものにし、投手陣は要所を抑えていることにより、勝ち星をしっかり拾っていることが数値の上でも判ります。藤浪投手に関しては、オリオールズ移籍以降で1登板あたりストライクが50%を越えると10試合で防御率3.37、50%かそれ以下だと5試合で防御率13.50。とにかくストライクさえ投げれば抑えられる、という数値が出ています。

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