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菊池雄星(ブルージェイズ)
左腕が難敵相手に、遂にキャリアハイを更新した。ブルージェイズの菊池雄星は現地7月26日(日本時間27日)、敵地ドジャースタジアムでのドジャース戦に先発登板すると、6回103球を投げ、7安打1失点、8奪三振2四球の快投でクオリティスタートを達成するとともに、MLBキャリアでの自己最多となるシーズン8勝目を挙げた。
これでドジャースとのシリーズを2勝1敗と勝ち越したブルージェイズは、現地28日より本拠地ロジャースセンターにてエンジェルスとの3連戦に臨むことになる。
◆試合結果
ブルージェイズ|0 1 1 0 3 1 0 2 0|8
ドジャース |0 0 0 0 0 1 0 0 0|1
『MLB.com』は試合後に投稿レポート記事の中で、被安打7ながら1失点に留めたこの日の左腕について、「各球種を良いコースに集め、いくつかあったピンチを脱した」とした上で、その投球内容について、「シーズンハイの103球を記録したキクチは、うち50球を速球に頼るも、スライダー30球とカーブ19球を要所で織り交ぜ、8奪三振のうち、4回は最後のストライクをカーブで奪った」と振り返った。
記事によると、試合後、ジョン・シュナイダー監督は勝利に貢献した左腕について、「(今日の試合は)ユウセイから始まったと思う。彼が試合の流れを作り、いくつかのピンチを切り抜けた。いくつか併殺打に打ち取った大きなプレーもあった」と述べたとのこと。
また、記事では「キクチは投手陣が豊富なブルージェイズにあって、直近11試合のうち9試合を自責2以下に抑えている」と、このところの菊池の失点の少なさについて触れた上で、そのタレント豊富なブルージェイズ投手陣について、「クリス・バシット(クオリティスタート14回)、ケビン・ガウズマン(14回)、ホセ・ベリオス(11回)、キクチ(6回)、アレック・マノア(3回)ら6人の投手合計で48回クオリティスタートを達成しており、これはメジャーで4番目、そしてア・リーグでは3番目に多い数字である」と伝えた。
一方、スポーツニュースサイトの『スポーツ・ネット』は、同日付で掲載した試合のレポート記事の中で、シュナイダー監督が菊池について述べた「1年全体を通して、彼はかなり安定している。彼抜きでは、我々はこの順位にいられなかっただろう」とのコメントを引用。
そして、マウンド上で気を吐いた左腕の様子について、「午後が進むにつれ、キクチはマウンド上で次第に感情を露わにするようになり、時として足を高く蹴り上げてフォロースルーのフィニッシュを決めたほか、ミゲル・ロハスを討ち取って6回を終わらせた際は、屈みこんで祝福するようなポーズを繰り出した」と伝えた。
J SPORTS 編集部
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