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千賀滉大(メッツ)
千賀滉大がオールスターブレーク前最後の試合で、今季これまでで1・2を争う圧巻のピッチングを披露した。
メッツのルーキー右腕は現地7月5日(日本時間6日)、敵地チェイスフィールドでのダイアモンドバックス戦に先発登板すると、目下ナショナルリーグ西地区首位を快走する難敵を相手に、8回107球で4安打1失点、12奪三振1四球と、珠玉のパフォーマンスを展開。
千賀は0-1とリードを許した状況で降板するも、メッツが9回表にフランシスコ・アルバレスのソロ本塁打などで2-1と逆転し、劇的な勝利を挙げたことで、自身今季7勝目を手にした。
◆試合結果 メ ッ ツ|0 0 0 0 0 0 0 0 2|2 D バックス|0 0 0 0 0 0 1 0 0|1
現地紙『ニューヨークポスト』は試合後、電子版に「フランシスコ・アルバレスによる9回の本塁打と、コウダイ・センガによる珠玉の投球がメッツの逆転勝ちを推進」と題した速報記事を掲載し、その中で試合展開について、「アルバレスの同点本塁打とその後のマーク・カナによる適時三塁打が、先発投手を除くと、一晩中ほとんど脈を打っていなかったチームを救った」と手短にまとめた。
そして右腕の好投については、「コウダイ・センガは支配的な炎の8イニングを投げ、キャリアハイに並ぶ12奪三振をマークするも、9回にアルバレスがアンドリュー・チェイフィンに対し二死フルカウントとした時点では、負け投手の立場にあった」と伝えた。
一方、『MLB.com』でメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者は、試合後に投稿したレポート記事の中で、同点弾のシーンについて、「センガにとって、ダグアウトで立って、ベースを回るアルバレスを見るのは励みになったわけだが、それは何も個人的な理由においてのみのことではなかった」とした。
その上で、この日の右腕について、「ほぼ間違いなく、今季最も支配的だった登板の中で、センガはキャリアハイに並ぶ12奪三振をマークするとともに、イニング(8回)と投球数(107球)では自己ベストを更新した」と伝えた。
J SPORTS 編集部
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