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ダルビッシュ有(パドレス)
パドレスのエースが早くもバウンスバックを果たした。前回の登板で痛打されたダルビッシュ有は現地6月3日(日本時間4日)、本拠地ペトコパークでのカブス戦に盛り返しを期して先発登板。
7回115球を投げ、2安打無失点、9奪三振1四球と支配的なパフォーマンスを見せてチームの勝利に貢献し、自身今季4勝目を挙げた。右腕によるクオリティスタートは先月23日以来2試合ぶりであり、7回を投げ切ったのは4月16日以来となり、零封ピッチングは今季初となった。
◆試合結果
カブス |0 0 0 0 0 0 0 0 0|0
パドレス|0 2 1 0 0 0 0 3 X|6
現地紙『サンディエゴ・ユニオン・トリビューン』は、試合後、電子版に掲載したレポート記事の冒頭で、「ユウ・ダルビッシュが再び軌道に戻った。パドレスは大きな貢献(フェルナンド・タティスJr.による2ホーマー)と、小さな貢献(スモールベースボール)を得た」と地元チームの勝利を伝えた。
そして、珠玉の投球を見せた右腕については、「パドレスのエースは、ここ約6年で最多となる115球を投げ、先週のニューヨークでの瓦解(2回2/3、自責7)からのバウンスバックを遂げるなか、9奪三振を積み上げた。新入りのゲーリー・サンチェスと初めてコンビを組んだ彼は、散発の2安打に抑え、1四球しか出さず、走者に二塁以降へ進ませるのを許さなかった」と要約した。
試合後、ボブ・メルビン監督はこの日のダルビッシュの投球について、「今回の投球は、今年最高の出来だった。今日、彼は速球やカーブ、そしてスプリットをより多く駆使し、その後、カッターやスライダーを使うようになったので、向こうの打者のバランスを崩すことができた」と述べ、評価している。
一方、『MLB.com』でカブスを担当するジョーダン・バスティアン記者は、カブスの敗戦を伝えるレポート記事の中で、両先発投手について、「ドリュー・スマイリーは土曜の試合で、5回2/3を投げ、3失点としたが、かつてのカブスの投手であるユウ・ダルビッシュは支配的な7イニングを投げ、シカゴ打線の自由を奪った」と伝えた。
その上で、スマイリーによる、「ダルビッシュは凄い投手。彼はもう長いこと凄い投手であり続けている。それはカブスファンも知っているし、今夜の彼は本調子だった。彼にとっては素晴らしい試合だった。あのような投手と対戦するときはいつだって、かなりシャープでなければならないんだ」とのコメントを掲載した。
J SPORTS 編集部
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